2017年3月12日日曜日

宝石のカットの種類

自然史博物館で宝石のカットの種類を学びます。

ステップ・カット
ステップカットとは、宝石の外周が正方形やその他の四角形に型どられており、切子面(ファセット)が側面のガードルに対して平行に削られているものを指します。しばしばトラップカットとも呼ばれます。アールデコ時代(ヨーロッパおよびアメリカ・ニューヨークを中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向で、幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つ)には大変な人気を誇っていたカッティングです。


バゲット・カット
バケット(棒状)が特徴のカット。 エメラルドカットと違い、四隅がカットされていない。横から見ると下部がステップ(階段)状になっているため、ステップカットとも呼ばれる。
バゲットカットはステップカットの内で最も有名なものですが(baguetteはフランス語で棒状の固焼きフランスパンの意味)、今日、バゲットカットを施された宝石は、宝飾品の中央に配置されたブリリアントカットのメインストーンの添え物として、脇に配置されることが多いようです。

シザーズ・カット
ステップカットの一種でそれぞれのファセット面がはさみ型(X型)に4つの小面にカットされています。

ブリリアント・カット
17世紀にヴェネツィアで原形が考案され、1919年に、ダイヤモンド加工業の名門トルコフスキー家の一員マルセル・トルコフスキー(ベルギーの数学者・宝石職人)が、ダイヤモンドの反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮して最も美しく輝く型を理論的に見いだし、各切子面の形状や角度を算出した。 ブリリアントカットとは、1919年に宝石職人マルセル・トルコフスキー(Marcel Tolkowsky)が開発したカッティング方法で、宝石の透明度と輝きを最大限に生かすよう計算されています。 主にダイヤモンドに対して採用され、宝石の形状に合わせていくつかのサブ・カテゴリに分類されます。

マーキーズ・カット
マルキーズ・ブリリアントカット(marquise brilliant cut)とはラグビーボールのように両端がとがった形で、ブリリアントカットの変種です。宝石を実際のカラットよりも大きく見せることができます。

ローズ・カット
芸術が盛えた16世紀後半、ローズカットは発明されました。
ローズカットとは、裏側が平面で、表側は薔薇の蕾(つぼみ)を想わせるドーム型の形をしたものを言います。表側のドーム部分は、多数の三角形のファセット(研磨面)が組み合わされ、ダイヤモンドの屈折光が輝きます。オランダで発明されたそのカッティングスタイルは、かつてないほどダイヤモンドの煌めきを表現するものとして、ヨーロッパ中の王族貴族に人気を博しました。その優美で繊細な煌めき(きらめき)を、人々は水面を反射する光のようだと称えました。

ファンシー・カット
特定の名称を持たない特徴的なカットの総称。 近年、オリジナルデザインジュエリー作成の簡易化によって、益々種類が増えている傾向に有る。

カボション・カット
カボション・カット(cabochon cut)は宝石のカット法の一つで、石を丸い山形に整えて研磨し、光の反射ではなく石そのものの光沢や文様を生かすカットの方法である。「カボション」は中世フランス語で「頭」を意味します。主に翡翠などの半透明な宝石やトルコ石などの不透明な宝石に施されますが、透明な石に対しても、キャッツアイ効果、スター効果、遊色効果、などの特殊な光学的効果を求めて施されることがあります。カボションカットは表面の引っかき傷などを目立たなくするという特性を持っています。

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