英国便り
ロンドン郊外在住の日本人ブルーバッジ・ガイドが、毎日の生活を通して英国の魅力をお伝えします。
2008年4月30日水曜日
シャクナゲの花
キューガーデンのミンカ・ハウス(民家)という日本家屋の近くに、シャクナゲの群生地があります。
ツツジの仲間で、熱帯から亜寒帯まで世界中で見ることができますが、特に英国の気候には馴染んでいるようです。
英語名、学名ともRhododendron。
サンザシの花
これはサンザシの木です。
学名はCrataegus Laevigata。
英語名はHawthornesで、thorne(棘)があるhaw(生垣)という意味だそうです。
実は食用で、消化吸収を助ける薬にもなるのだそうです。中国原産。
シロバナエニシダ
キング・ウイリアム・テンプルの近くシロバナエニシダ(白花金雀枝)が咲いていました。
長い枝に小さな花がたくさん付いています。
花の形でマメ科の植物だということが分かりますね。
キューガーデンのキングサリのトンネル
キューパレスの庭園にキングサリ(またはキバナフジ)のトンネルがあります。
学名はLaburnum anagyroides。英語名Golden-chain(直訳すると金鎖)。南ヨーロッパ原産。
もう少し育たないとトンネルになりませんよね。数年後に期待しましょう。
ベニタマザクラ
この八重桜はbenitamanishiki(紅玉錦)。
学名はPrunus lannesiana。
八重霞桜と里桜の交配品種だそうです。
花は淡いピンクの大輪です。
キューガーデンのツツジ
規模は小さいですけど、キューガーデンにもアザレア・ガーデンと呼ばれるところがあります。
しかし、まだ小さい木が多いので、数年後を楽しみにしています。
ブルーベル
キューガーデンのクイーン・シャーロットのコテージの周辺のブルーベルの花は有名です。
近くの道の両側にもブルーベルの花が咲いています。
イングリッシュ・ブルーベルは今が見ごろです。
この花は学名Hyacinthoides non-scripta(English Bluebells)であって、Hyacinthoides hispanica(Spanish Bluebells)ではありません。この品種は日本にはないそうです。
Wild Hyacinth、Wood Bell、Fairy Flower、Bell Bottleなどの名前でも親しまれています。
関山桜
今、英国の街を歩くと一番目立っているのが、この関山桜(Prunus Kanzan)です。
関山は、明治時代に東京の荒川堤に植えられた名桜の一品種だと言われ、樹勢が強く、花が大きくて、美しく、花もちがよいことから、ヨーロッパやアメリカで好まれているのだそうです。
花の量が多いので、重さで枝が垂れ下がってしまうほどです。
雌しべは2本、花心より葉化して突き出ているのだそうですが、確認できますか?
2008年4月29日火曜日
二重の虹
今週は雨が降ったり、晴れたりの不安定な天気が続いています。ふと外を見たら二重の虹が見えました。
うちは高層ビルなので虹はよく見るのですが、二重のものは初めて見ました。かなり珍しい気象現象みたいで、光が雨粒の中で2回反射すると現れるんだそうです。
2008年4月28日月曜日
キューガーデンの新種の雑草
キューガーデンに急速に増えた新種の雑草。
花の名前はPerfoliate Alexanders。
学名はSmyrnium perfoliatum。日本名はありませんでした。
サクランボの木
満開の白い桜の学名はPrunus avium 'plena'。
日本名はセイヨウミザクラ(西洋実桜)またはオウトウ(桜桃)。
要するにサクランボができる種類ですね~。
ワイルド・ガーリック
森一面に咲いている白い花はワイルド・ガーリック。
学名Allium ursinum。
人気のハーブで、整腸作用があり、ニンニクではちょっと味が強すぎるけれど、スパイスとしてちょっと使いたい時に便利です。
ちょっとした香り付けとしても使え、スープ、サラダ、ソースなど、よく料理に使われています。
スパニッシュ・ゴース
英国の道路沿いに今の季節よく見かける、この花はSpanish Gorseといいます。
学名はGenista Hispanica。日本名はありませんでした。
ハリエニシダ(Ulex europaeus)に似ていますが、違うようです。
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