英国便り
ロンドン郊外在住の日本人ブルーバッジ・ガイドが、毎日の生活を通して英国の魅力をお伝えします。
2009年4月30日木曜日
リッチモンド・パーク散策
リッチモンド・パークの中を、キングストンからリッチモンドまで歩いてみました。
リッチモンドまでは、山道を選んで歩きました。
ここは昔からロイヤル・パークだったので、大きな木がたくさんあります。
ブルーベルの季節ですね~。
目標のペンブロック・ロッジまでは、うちから直線距離で4kmあります。
途中にリス、野うさぎ、鹿がいたり、
乗馬をやっている人を見たりしていたので、
往復8kmに4時間もかかってしまいました。
リッチモンド・パークのワラビ
リッチモンド・パークのラダースティル・ゲート周辺はマロニエが花盛りです。
散歩道を通って、イザベラ・プランテーションまで歩いてみました。
たまに犬を連れて散歩している人などを見かけますが、
ほとんど人とすれ違いません。
道沿いに群生しているのはワラビです。
シダ植物の一種です。
日本では芽をお浸しにして食べたりしますが、英国人は食べないので伸び放題です。
馬、牛、羊などの家畜は蕨を食べると中毒をおこします。
学名はPteridium aquilinum。
英語名はBracken fern。
リッチモンド・パークのキングサリのトンネル
リッチモンド・パークのペンブロック・ロッジの庭にあるキングサリのトンネルが見ごろです。
英語名Golden Rain(と、私の植物図鑑に書いてありました。Golden Chainともいいます)。
学名はLaburnum。
マメ科の植物。
周りに青か紫色の花を植えるのが、「お約束」みたいです。
リッチモンド・パークのブルーベル
リッチモンド・パークのブルーベル(Bluebell)のカーペットは見事です。
学名はHyacinthoides non-scripta。
日本名はツリガネスイセン(釣鐘水仙)。
よく見てください。スパニッシュ・ブルーベル(Hyacinthoides hispanica)とは違います。
スパニッシュと比べて、色が濃く、先が曲がっていて、弱々しい印象を受けるのが、イングリッシュ・ブルーベルです。
でも、今はスパニッシュに押されて、イングリッシュ・ブルーベルを鑑賞できる場所が少なくなっているのだそうです。
ハンカチの木
リッチモンドパークでハンカチの木を見つけました。
英語名Handkerchief Tree。中国では鳩の木というのだそうです。
学名はDavidia involucrata。ジャイアント・パンダの発見者でもあるダヴィッド神父が四川省で見つけたのにちなんでDavidiaになったのだそうです。
ハンカチのような花がたくさん咲いていますが、
花は中心にある球状のもので、白いハンカチのようなのは苞だそうです。
2009年4月29日水曜日
ロイヤル・パークの芝生
リッチモンド・パークにあるペンブロック・ロッジ。
そのピクニック・エリアで、シャベル・カーが芝生を運んでいました。
庭師さんが、巻いてある芝生を伸ばして、
寸法を測って切ります。
そして固めます。
その繰り返しです。結構、時間がかかる作業です。
ロイヤル・パーク内の芝生が完璧に美しいのは、こうやって定期的に芝を張り替えてくれているからなのですね~。
リッチモンド・パークの鹿
リッチモンド・パークを歩いていると、鹿の群れに遭遇することがあります。
公園内には、650頭の鹿がいます。
これはダマジカ(Fallow Deer)の群れです。
ダマジカは腹面とが四肢の内側には白い毛が生え、夏には白い斑点が見られ、オスの角が平らに広がっているのが特徴です。
学名がDama damaだから、ダマジカというみたいです。
野生ですから、あまり近づくと逃げます。
リッチモンド・パークの池
リッチモンド・パークのハム・ゲート近くにある池。
「おたまじゃくしやカエルを捕らないように」との立て札を見て、
「おたまじゃくしがいるんだ~」と池を観察する私。確かに、おたまじゃくしのようなのがいます。
池ではアヒルの夫婦が静かに泳いでいました。
水辺では鴨の子供たちがスイミング・レッスン。
急に逃げたと思ったら、
犬が遊びに来ました。
犬は楽しそうですけど、鳥たちは警戒警報を発してました。
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