2007年2月4日日曜日

キューガーデンのガイドツアー ④

今回の針葉樹ツアーは、世界で一番高い木も、大きい木も、古い木も、みんな針葉樹なのだという話から始まりました。

ちなみに、現在世界で一番高い木はカリフォルニア州のレッドウッド国立公園の海岸に立つセコイアメスギ(Sequoia sempervirens)のハイペリオン(Hyperion。高さは115.55m。

世 界一大きな木は、カリフォルニア州のセコイア国立公園内に立つジャイアントセコイア( Sequoiadendron giganteum)のシャーマン将軍の木(General Sherman)。体積 約1,486m³、直径 11.1m、周囲 31.3m、高さ 約84m。

そして世界一の樹齢を誇る木は、カリフォルニア州ホワイトマウンテン山脈にあるイガドヨウマツ、(英語名 Bristlecone Pine、学名Pinus longaeva)のメトシェラ(Methuselah)。現在の推定樹齢は 4,848年。メトシェラは旧約聖書の創世記に出てくる人物でノアの祖父にあたり、969歳で死んだと記述されています。

シーダーは上に向かって、

ダグラスモミは下に向かって、コーンがつくことも、教えてもらいました。

この松はAustrian Pine。

この松はBlack Pine。だけど学名は上と同じ Pinus nigiaです。

英 語名Lodgepole Pine。学名Pinus contorta。アラスカからバハカリフォルニアにわたって分布しています。ロッジポール・パインという英語名は、アメリカ・インディアンの人たちが円 錐形の小屋を立てるときにはこの丸木を何本か立てて、その上を皮や布で覆ったと言われています。

チリマツ。学名は Araucaria araucana。英名は Monkey puzzle, Chilean pine。
チリやアルゼンチンのアンデス山脈にだけ分布し、火山性の山の斜面に生え、千年以上を生き続けます。
これは松ぼっくりではないらしい。

コー カサス・モミ。英語名Caucasian Fir。学名 Abies nordmanniana。東ヨーロッパのコーカサス西部、黒海沿岸、ギリシャの亜高山帯に分布。ガイドさんが言うには、クリスマス・ツリーを買う場合、 トウヒよりモミの方が葉が落ちなくていいのだそうです。

オ ウシュウトウヒ。英語名はNorway Spruce。学名はPicea abies。ヨーロッバ原産の常緑針葉高木で、アルプスや北欧の針葉樹林の主要樹種です。建築材やヴァイオリンの表板やピアノの響板などに使われていま す。クリスマス・ツリーとしてもよく使われます。

西洋ネズ。英語名はCommon Juniper。学名は Juniperus communis。北半球の寒い地域全域(北緯30度以北)に分布します。
スカンジナビア半島ではバターやチーズなどの日用品を入れる入れ物やバターナイフとして加工されます。松かさは生で食べると苦いが、乾燥させて肉、ソース、ジンなどの香り付けに使われます。ジンという言葉はでフランス語でセイヨウネズを表す genièvre (ジュニエーヴル)に由来します。
世界で一番大きい木は、Sierra Redwood Bigtree。

学名はSequoiadendron giganteum。

ダグラスモミの赤ちゃん。この木もセコイアと同じくらい大きくなる木です。英語名Douglas Fir。学名 Pscudotsuga Menziesii。

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