2007年7月20日金曜日

イングランドの教育システム

イングランドの学校はまだ夏休みではありません。今日が最終日、来週から休みです。

来週から9月初旬まで、ずっと家に中学生の娘がいることになります。

娘は14歳。イングランドの教育システムでは5歳で1年生ですから、現在9年生、夏休み明けから10年生です。義務教育は11年生までです。

義務教育が終わる前に、GCSEという全国一斉試験があります。たいていの学校では、10年生と11年生の授業は、GCSEに向けての受験勉強になります。

その後、大学を目指す場合は、同じ学校の中のシックス・フォームに進みます。16歳のGCSE、17歳のASレベル、18歳のA2レベル、という全国規模の一斉試験の結果で大学に進めるかどうかが決まります。

それで、9年生の時にGCSEの選択科目を決めさせられます。英語と数学と科学全般の主要3科目は全員強制らしいのですが、外国語や社会科系や芸術科目に関しては、自分で選択します。

娘は外国語はスペイン語、社会は地理、芸術は美術、そしてテクノロジー(技術・家庭科)を選びました。選んだということは、どういうことかというと、もう夏休み明けからは、フランス語とか、歴史とか、音楽とかの授業を受けなくてもいいという意味です。っていうか、勉強したくても選択以外の授業には参加できないんです。

なんかこんなに若く(日本の中学3年生)、専門分野に分かれてもいいのだろうかとも思うのですが、日本の高校生のようにダラダラと学校に通っている生徒たちがいることを考えると、嫌いな教科、不得意な教科は早く諦め、得意分野を伸ばした方が得策かも知れないと思うようになりました。

とにかく、これから2年後のGCSE試験に向けて、受験体制?に入っていくのだな~大変なんだな~とのんびりと考えている母親の私なのでした。

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