2008年2月4日月曜日

チューダー・キッチン

ハンプトン・コート宮殿には、チューダーキッチン(Tudor Kitchens)があり、16世紀の宮廷の厨房の様子を再現しています。写真は、外部から厨房へとつながる門です。ここから宮廷で働く800人分の食料が入ってきました。

このマスター・カーペンターズ・コートで、食料が仕分されます。この建物の2階に搬入責任者や経理担当者が住んでいて、入ってくる食料品を確認し、支払いをしていました。

一番初めの部屋で肉の解体作業をします。食事の75%は肉料理でした。一年に王室が消費する肉の量は仔牛が700頭、牛が1000頭、鹿が2000頭、猪が50頭、羊が8000頭でした。

大きな鍋で肉を茹で、塩とハーブで味付けします。

ここで肉を細かくしたり、ハーブを加えたりしました。

いくつかの部屋に分かれて調理してました。ここはミート・パイを作る部屋です。

パイが焼きあがると、給仕によって、グレート・ホールに運ばれます。

こちらはフィッシュコート。日当たりが悪いのを利用して、食料貯蔵室が並びます。

ここは魚の食糧貯蔵室です。海水魚は樽詰め、淡水魚は敷地内にある池に放たれていました。

宗教上、金曜日は魚を食べる日と決められていました。

出来上がった魚料理も給仕によってグレート・ホールの方に運ばれます。

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