2008年7月26日土曜日

印象派が描く着物

先月、私はハリウッド映画のエキストラの仕事で着物を着る機会がありましたが、衣装のトップのおばさんに黒靴を履かされ、渡辺謙さんに「絶対におかしい」と言ってもらって、草履に履き替えました。21世紀の日本人が準主役の映画でさえ、着物の認知度はその程度です。だから19世紀に印象派の画家が描いた絵の着物の着方がちょっと変なのは仕方がないでしょう。これはワシントンにあるホイッスラーの絵。

印象派の着物の絵といえば、モネがカミーユをモデルに描いた「ラ・ジャポネーズ」が有名です。1875年の作品で、ボストン美術館にあります。

これはアムステルダムのゴッホ美術館にある「日本趣味・花魁」。1886年に発行された「パリ・イリュストレ」誌の日本特集号の表紙に使われた英泉の「雲龍打掛の花魁」のコピー。

これがオリジナルの浮世絵です。あれ~、花魁って着物の着方がおかしくないですか?だから世界に変な着方が広まったのかも?

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