2008年10月11日土曜日

ロンドン塔

ロンドン塔はタワーの集合体。バイウォード・タワー(Byward Tower)から城内に入ります。

場内に入るとすぐに見えるのが、昔牢獄として使われていたベルタワー(Bell Tower)です。

ビーチャム・タワー(Beauchamp Tower)の前に駐車中の車はロンドン塔内に住んでいるビーフイーターさんたちの自家用車です。

入口の上がブラディー・タワー(Bloody Tower)、円形の建物がウィークフィールド・タワー(Wakefield Tower)です。

こちらは聖トーマス・タワー(St. Thomas's Tower)。

下の水門は反逆者の門(Traitors' Gate)です。反逆者だけでなく、食料、燃料などもこの水門から入ってきました。

中世の城と壁歩きコース(Medieval Palace and South Wall Walk)の入口。

水門の上の建物ですのでテームズ川に面しています。

ここではエドワード1世の時代の王宮を再現しています。

この塔の名前の由来となった聖トーマス・チャペル。

中世の宮殿を出ると、南側の城壁の上に出ます。

南側にはロンドン市庁舎やタワー橋などが見え、

北側には天守閣にあたるホワイト・タワー(White Tower)が見えます。

城壁とソルト・タワー(Salt Tower)。

ソルト・タワーを出ると東側の城壁が続きます。正面に見えるのはブロード・アロー・タワー(Broad Arrow Tower)。

すぐ下に見えるのはロンドン塔で働くビーフイーターさんたちの住まいです。

壁歩きの終点にあるマーチン・タワー(Martin Tower)では、宝石が付いてない王冠や世界最大のカリナン・ダイヤモンドの見本などが見られます。

マーチン・タワーからはロンドンの金融街が見えました。

ロンドン塔の中央にあるホワイト・タワーはロンドンに残る一番古い建築物です。1100年完成で、宮殿、そして要塞として造られました。

階段を上って、建物に入ると、まず騎馬戦に使う甲冑の展示があります。

実際に使われていた拷問の道具や、

処刑の道具も展示されています。

上階にはロンドンで現存する最古の教会があります。

一番目立つのがヘンリー8世の騎馬試合用甲冑。

甲冑はオーダーメードでその人のサイズに合わせて作られますので、ヘンリー8世は背が高く、

チャールズ1世は背が低かったことが分かります。

窓からはテームズ川とロンドン市庁舎が見えました。

要塞としての役割もあったので、壁は非常に厚く頑丈に作られています。

螺旋階段を下りると、

大砲などの展示場がありました。

出口の向かいにあるウォータールー・バラック(Waterloo Block)はクラウン・ジュエル(Crown Jewels)の展示場になっています。

建物入口には近衛兵立っています。

ここでは、女王陛下が公式行事の時に被る帝国王冠や、

戴冠式に被る聖エドワード王冠、

世界で一番大きなカット・ダイヤモンド(530カラット)付の王しゃくなどが見られます。

ビーフ・イーターさんの写真を撮りながら、今度はタワーグリーン(Tower Green)の方向に進みます。

正面にあるのがビーチャム・タワー(Beachamp Tower)。

螺旋階段を上ると、

昔、牢獄として使用されていた部屋があります。

壁には死刑囚が彫ったメッセージが・・・。

こんなに見事な彫刻もあります。

これは9日間の女王ジェーン・グレイのものだとか・・・。

窓の外には処刑場跡が見えます。

城内で処刑された7人の名前が書いてあるガラスのモニュメント。

グリーンの向こうにあるチューダー調の建物は、エリザベス1世女王などが投獄されていたクイーンズ・ハウスです。

ここは現在長官のオフィスとして使われていて、非公開。


ここにもちゃんと兵隊さんがいます。

隣のブラディー・タワーは、

15世紀に幼いエドワード5世とその弟が殺害された場所として有名です。犯人は分かっていませんが、その後すぐに王位についたリチャード3世が怪しいのではないかと言われています。

ここでは16世紀末にウォルター・ロリーが軟禁されていた部屋が再現されています。

南側のグリーンに中世の服を着た人たちがいました。

中世の人の話を子供たちが一生懸命聞いています。

中世の人と記念撮影もできます。

最後にクラドル・タワー(Cradle Tower)を見ました。

昔、ここにウエールズの王様が囚われていたのですけど、無事に脱出できたのだそうです。

堀(現在は水がなく芝生が植えられています)を渡れば出口です。

タワー橋から見たロンドン塔全景はこんな感じです。

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