2018年10月17日水曜日

ブロンプトン墓地

通勤・通学の人が忙しく行き来するこの場所、一般道か公園の中みたいに見えますよね?

実はここ、墓地なんです。

秋の朝、仕事の開始時間まで墓地を散歩してみることにしました。

1840年に造られた墓地で、王立公園(Royal Park)が管理しています。

ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターはこの近所に住んでいて、動物のキャラクターの名前は墓石から付けたのだそうですよ。例えば、Nutkins(リスのナトキン)、Mr. McGregor(マクレガーさん)、Jeremiah Fisher(ジェレミー・フィッシャー)、そして Peter Rabbett(注:Rabbitではない)もここの墓石から選んだのだそうです。

ピーター・ラビットさんのお墓を探してみましょうか?

墓地の周りは高級住宅地です。

隣にはプレミア・リーグのチェルシーのホーム・グランドもあります。

お金持ちのお墓が多いようで、素晴らしい彫刻がたくさんあります。

美術館みたいでしょう?

この彫刻も素敵です。

キリスト教徒じゃなくても埋葬してもらえたみたいです。

例えば幕末に英国に渡航した浅野長道(安芸藩、1886年没、21歳)もここに埋葬されているのだとか。

ケルト十字架はアイルランド人の墓なのでしょうか?

墓の上に壷を置くのは古代ギリシアの影響で、英国では19世紀に流行しました。

この墓も古代遺跡を意識していますね~。

ファミリー用墓です。

カタコンベ(地下墓地)。

歪んでいる墓もあります。崩れなきゃいいのですが・・・。

リスのナトキン。

本当にビアトリクス・ポターの世界ですよね~。

こんなリスがいっぱいいました。

犬を連れて散歩する人もいました。

墓の中には標識が・・・。

「犬はリードに繋いで決められたルートを歩きましょう」と書いてあります。

犬の散歩OKの証拠に、ちゃんと犬の糞のためのゴミ箱が設置されています。

自転車も決められたルートなら通れます。

狭い路地は走れません。

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