2008年11月5日水曜日

UCL

オープンハウスを利用して、UCL(University College London)に行ってきました。19世紀、英国国教徒しか大学に行けなかった時代に、宗教に関わりなく誰でも勉強することができるよう、英国3番目の大学として設立されたのが、このロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)です。

向かい側にあるのは大学付属病院だった建物です。シャーロックホームズでは、ワトソンがここで医者をやっていた設定になっています。現在、大学病院はもっと近代的な建物に移転しています。

この建物は天文台として建てられたのだそうです。説明を受けるまで、門番小屋かと思っていました。

カフェテリアは、明るくて素敵ですね~。

ここは英国で初めて学生自治会 (Students' Union) を設けた大学なのだそうです。

廊下は、広くて、白くて、清潔な感じでした。

廊下にあった民族学研究(?)の展示ケースです。UCLは、地理学、動物学、化学、応用化学、エジプト学、応用電気工学、英文学、フランス語、ドイツ語、イタリア語、 パピルス古文書学、音声学を、英国で最初に教えた大学です。

こちらは生物関係の展示ケース。進化論のダーウィンはこの大学の近くに住んでいたことがあります。

中央ホールは、彫刻や浮き彫り彫刻がたくさんあって美術館みたいです。

建物を外から見た時に一番目立つのがこのドームです。内側も素敵でしょう?
廊下の真ん中に、ジェレミ・ベンサム(1748~1832)のミイラがあります。哲学者、経済学者、法学者であったベンサムの遺体は、彼の遺言通り保存され、ユニヴァーシティ・カレッジで木製の棚に保管されました。

保存の過程で頭部は深刻な損傷を受けたので、頭部だけは蝋でできたレプリカなのだそうです。

外に出たら、校舎に絡まる蔦が綺麗に色づいていました。

次はUCL内にある動物学博物館(The grant Museum of Zoology)です。

博物館というより、大学の研究所そのもの。

研究助手みたいな人が中に入れてくれました。

標本がぎっちりとガラスケースに入っています。

私以外に見学者がいない、不思議な博物館でした。

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