2009年1月19日月曜日

ロイヤル・エクスチェンジ

シティーの中心にあるギリシア風建物はロイヤル・エクスチェンジです。1567年に証券取引所として設立されました。現在の建物は1844年にウイリアム・タイトによって建てられたものです。20世紀になると証券取引所は別の所に移り、1983年から2001年まで国際金融先物取引所として使われていましたが、現在は高級ショッピング・センターになっています。

ロイヤル・エクスチェンジには高級ブランド店がたくさん入っています。これはグッチ。

シティーには年収何千万円~何億円という人がたくさん働いています。万年筆のモンブラン。

お金はあるけど時間がないエグゼクティブが昼休みに買い物ができるように、ブランド店はシティーに支店を出しています。これはエルメス。

オフィス街の休みにあわせて、ブランド店も週末は休みです。向かいの建物のルイ・ヴィトン。

裏側から見たロイヤル・エクスチェンジ。

トーマス・グレシャムの像。16世紀、ロンドンのギルドの代表としてアントワープに赴き、そこで証券取引所というものを知ったグレシャムは、ロンバート・ストリートの商人たちのために株式取引の場所を作りました。

バッタはトーマス・グレシャムの紋章です。

この建物のオーナーは、紋章が示すとおり、シティー・オブ・ロンドン(区役所)と、

マーサーズ・カンパニー(繊維商のギルド)です。ショップが支払う高額な賃貸料はシティー区役所と繊維商のギルドのものになるわけです。

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