2009年7月9日木曜日

英国サッカーの歴史

サッカー(英語ではフットボール)の歴史について学んでみましょう。、

1863年に英国でサッカー協会(FA=Football Association)が創立されました。FAはロンドンにある12のクラブとの間でミーティングを行い、統一ルールを作成しました。この統一ルールの作成により、近代サッカーが誕生しました。近代サッカー誕生後も、イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドは、それぞれ独自のサッカー協会を持って、別々に活動を行ってきました。

その時にラグビーが分離し、ラグビー協会(Rugby Football Union)を創立、近代ラグビーも誕生しました。

近代サッカー誕生から41年後の1904年、オランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、デンマーク、フランス、ベルギーの8カ国が集まって国際サッカー連盟(FIFA=Fédération Internationale de Football Association)が創設されました。当時実力がずば抜けていた英国は、弱い外国チームと試合をする必要を感じなかったので、加盟しませんでした。FIFAは原則1国1代表としていましたが、ワールドカップを開催するためにどうしても英国に加盟してもらう必要があり、英国の4協会の加入を認めました。ワールドカップなどで、英国がイングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドに分かれて出場しているのはそのためです。

しかし、オリンピックを主催する国際オリンピック委員会(IOC=International Olympic Committee)は1国単位しか認めていません。2012年のロンドン・オリンピックでは、英国は開催国のため予選無しで出場できます。そのため英国政府は「英国統一サッカー五輪代表で出場しましょう」と呼びかけましたが、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドは即座に「反対」を表明しました。オリンピックの時だけでも英国全土から選手を選抜して代表チームを作れば良いと思うのですが、なかなか難しいようです。

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