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イエス・キリストが生まれたときに、東方の三博士が祝福に訪れた話は、クリスマス・カードなどでご存知の方も多いと思います。その時に彼らが持ってきた贈物は、黄金、乳香、没薬でした。黄金は分かるけど、乳香や没薬って何だろうと思いませんか?そこで、世界遺産の植物園キューガーデンに乳香と没薬を探しに行ってきました。
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乳香の木はプリンス・オブ・ウエールズの温室の中にありました。紅海沿岸の暑く乾燥した場所に育つ植物です。英語名をFrankincense、またはOlibanumといいます。木の幹を傷つけ、出てくる樹脂を摘出して、焚いて香として、または香料の原料として、古代から利用されています。現在でも、正教会では香炉に乳香を用いており、鎮痛、排膿、止血作用を利用して膏薬などの原料として使われています。
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没薬の原料となるミルラの木は、キュー・ガーデンにはありませんでした。世界遺産の植物園にも、無い植物があるんですね~。英語名をMyrrhといいます。こちらも古代から香として用いられ、殺菌作用があるので鎮静薬、鎮痛薬としても使用されていました。ミイラつくりの遺体の防腐処理のためにも使用され、ミイラの語源はこの木の名前からきているのだそうです。
2 件のコメント:
我が家では、乳香と没薬を2種類づつ育てています。
没薬の育て方は簡単です。
乳香も夏の間は難なく育ちますが、寒い時期は弱りやすく、大変気を使います。
日本ではあまりメジャーではない植物ですが、興味を持っておられるようで、嬉しくなりました。
コメントありがとうございました。
乳香と没薬を育てているなんて、すごいです。
私の方こそ、嬉しくなりました。
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