2011年2月14日月曜日

紅茶と緑茶

イギリスは紅茶の国と思っている人が多いようですが、気候的にイギリスでは茶の木を栽培することはできません。

緑茶と紅茶は同じ葉からできるというのは有名な話ですが、よく研究してみると紅茶用に栽培されている葉と緑茶用に栽培されている葉っぱは違うようです。

茶の木はツバキ科(Theaceae)です。学名はCamellia sinensisで、Camelliaは椿を意味し、sinensisは中国を意味します。





茶は植物分類学的に分類すると、

チャノキ( Camellia sinensis (L.) Kuntze )、
葉が小さく(4~5cm)丸みがあり、中国南部から東部を経て日本に分布する低木で、寒さにも強いのが特徴。

トウチャ(Camellia sinensis (L.) Kuntze f. macrophylla
中国大葉種は中国種よりは葉が大きく(12~14cm)葉の先端は丸い。中国の四川、雲南地方に分布、樹高5 メートルに達します。

ホソバチャ=アッサム種(Camellia sinensis (L.) Kuntze var. assamica )葉がきわめて大きく(20~30cm)、野生では樹高が20~30メートルにもなる高木で寒さに弱い特徴です。インドのアッサム、マニプール地方に分布し、紅茶用として栽培されています。

やっぱり緑茶に適した木と、紅茶に適した木があるみたいです。

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