2013年11月5日火曜日

タンク・ミュージアム

英語で戦車のことをタンクと言います。これは戦車を開発中だった英軍が敵に察知されないように戦車のことを水運搬車(water carrier)というコードネームで呼んでいたのが、いつの間にか水槽(tank)と呼ばれるようになったからだそうです。

先日ドーセットのボヴィントン陸軍基地内にあるタンク・ミュージアムに行ってきました。ここには世界各国の戦車や装甲車約260台が収容されています。

1916年、第一次世界大戦中に英軍が世界に先駆けて開発した戦車は、元々農業トラクターを改良したものでした。

塹壕を乗り越えて敵陣深く兵を進めるために開発されたのが初期の戦車です。写真はマークⅣ(1917年)。

マークⅤ(1918年)。

戦争中はボヴィントン基地は戦車の訓練施設でした。

戦争が終わると大量の戦車が帰ってきて、スクラップ待ち状態になりますが、

1923年にタンク・ミュージアムを作って保存することになりました。

写真はキング・ティーゲル重戦車(ドイツ)

シャーマン(写真)は、第2次世界大戦時のアメリカの代表的な戦車です。

第2次世界大戦後は世界中から戦車が集まり、

世界一の戦車博物館になりました。

非常口の上に

日本のプラモデル・メーカーのタミヤのマークがあるのは、

この展示場のために2000万円の寄付をしたからだそうです。

「タミヤ・ホール」には最近の戦車が展示されています。

乗車はできませんが、

上から中を見ることができます。

歩いても、歩いても、戦車ばかりなので、

正直、だんだん飽きてきます。

戦車と装甲車の違いは、タイヤでしょうか?

機関銃や小型ミサイルが付いた装甲車。

戦車の中から、外を見るには、

こんな狭い状態から見るしかありません。

運転席からも限られた景色しか見えません。

大砲係は全く外が見えません。指示に従って大砲を打つだけです。

こういうのを見ると、

軍隊に入っても、戦車隊では働きたくないと思ってしまいます。

まだまだ、いっぱいあります。










 


展示しきれない戦車と装甲車は、

こっちの建物に置いてあります。

玩具みたいですけど、みんな本物です。

最後にショップがあり、展示を見てプラモデルが欲しくなった人のために、

戦車と装甲車だけでもかなりの数のプラモデルが並んでいます。

戦車ラベルのビールもあります。

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