2016年1月20日水曜日

大英博物館で学ぶ日本の歴史 江戸時代 (1600-1868) 化政文化

江戸の町も町人の活動が活発になり、文化の中心も上方から江戸に移ってきました。都市生活の多様化で、文化の内容も多種多様のものとなっていきました。通俗的となり、退廃・低俗化の動きもありますが、町人を中心とした文化は都市庶民の間に広がり、さらに農村へも普及していきました。


町人の風俗を描いた浮世絵がさかんになり、木版技術の進歩で、版画として優れたものが生まれました。18世紀半ばに鈴木春信錦絵と呼ばれる色刷版画(1760年、水辺款冬)を創始しました。喜多川歌麿美人画(1806年、高島おひさ)を多く描き、東洲斎写楽役者絵相撲絵(1794年、中島和右衛門と中村批藤)を多く描き民衆に喜ばれました。葛飾北斎(富巌三十六景)安藤広重(東海道五十三次)風景版画を発表しました。

文学では十返舎一九(東海道中膝栗毛)、滝沢馬琴(南総里見八犬伝)が有名です。俳諧では、与謝蕪村、小林一茶が有名です。柄井川柳の川柳や、蜀山人の狂歌も盛んになりますが、中には政治を批判したり、支配者に皮肉を浴びせたりするものも少なくありませんでした。


このころは、人形浄瑠璃より歌舞伎が盛んになって、18世紀後半から全盛期となり、19世紀初めには鶴屋南北の「東海道四谷怪談」が人気がありました。


色絵葵紋入菊文茶壷 (1860-80)


 百老図 岸駒筆 1802


 踊楽絵巻 1816


 舞楽面 蘭陵王 1800


 能面 泣増女 猩々(1800)


 印籠 1800


 パイプ 1850 根付(1800)


 扇 (1800)





ケンペルの日本の歴史


0 件のコメント:

コメントを投稿