2016年1月11日月曜日

V&A ファッション・ギャラリー(1990~) アレクサンダー・マックイーンなど

アレクサンダーマックイーン
1969年、ロンドンの下町に6人兄弟の末っ子として出まれました。16歳で学校を辞め、サヴィルローのテーラーにアシスタントとして雇われ、その後イタリアのロメオ・ジリのアトリエに勤務。ロンドンに戻り、セントマーチンズにパターンカッティングの講師として雇われながら、セントマーチンズの大学院課程を卒業します。91年、卒業コレクションの時に、「ヴォーグ」のエディターの目に留まったことがきっかけでデビュー。92年、「アレキサンダー・マックイーン」を立ち上げ、93年、ロンドン・コレクションにてデビュー。96年、ジバンシーのデザイナーに大抜擢されます。2002年春夏より自身のブランドをパリコレクションにて発表しました。

ドリス・ヴァン・ノッテン (2008)
1958年、アントワープの男性既製服販売店の家に生まれました。12歳の頃から両親と共にヨーロッパのファッション見本市を見て回ります。王立芸術学院に在学中、学費を稼ぐためにフリーランスの子供服デザイナーとして働きます。父親は卒業後、家業を継いでくれるよう望みましたが、服の販売だけでは物足りなく、製作に魅了されていたため、コレクションのデザインを続けます。1986年にロンドンコレクションでデビュー。エスニック調もしくはフォークロア調のデザインを得意としています。


ミーダム・カーチョフの ドレス(2012)
イギリス人のエドワード・ミーダムとフランス人のベンジャミン・カーチョフのふたりは、セントマーチンズで学び、卒業後、2005年に自身のブランドを設立。当初は、紳士服ブランド「ベンジャミン・カーチョフ」として展開していましたが、2006年、両者の名前を組み合わせた「ミーダム カーチョフ」とし、婦人服を発表。2007年秋冬シーズンにロンドンコレクションでデビューしました。フェミニンで、ゴシックな雰囲気のある独特な世界観を確立。ユニークなショーは、毎回、ロンドン・ファッション・ウィークで話題となります。トップショップなどとコラボレーションをしています。

ジャン・ポール・ゴルチエのイブニング・ドレス(1991)
お針子だった祖母から洋裁の基本を学び、デザイナーになるための専門教育は受けていませんが、ピエール・カルダンのアシスタントになり、1976年に自分のレディース・コレクションを発表。1981年からオンワード樫山とライセンス契約を結びました。1980年代には下着ルックやボンデージ・ファッションなどを発表して話題になります。1984年春夏からメンズ・コレクションを発表。1997年春夏コレクションからオートクチュール・コレクションも発表しています。映画の衣装もしばしば手がけており、マドンナの舞台衣装も製作しています。日本のアーティストにもファンが多く、1998年の宝塚花組公演や2002年の星組公演の衣装も手がけています。

 ジャン・ポール・ゴルチエのスーツ(1990-95)

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