2016年2月12日金曜日

V&Aで見るジュエリーの歴史 エドワーディアン時代(1890~1915)



エドワーディアンとはエドワード7世時代を意味します。

ヴィクトリア時代中期以前のジュエリーは色石や七宝が好まれましたが、19世紀になりガス灯や電灯が登場し夜が明るくなると、光る石が宝石の主流になります。
金や銀より強靭なプラチナを台座にダイヤモンドと真珠を素材にした、ティアラ、ソトワール(ロング・ネックレス)、コサージュ、ブローチ、ドッグカラー、ブレスレットなどが作られました。

英国の王侯貴族が正式の場で正装した時に着用するジュエリーです。この後の時代はハリウッドの俳優がファッションのトレンドを作っていきます。


世界最大のダイヤモンド(原石3024カラット)は1905年に南アフリカで採取されました。当時のダイヤ鉱山のカリナン会長の名前が付けられたカリナン・ダイヤモンドはエドワード7世戴冠の献上品として英国に渡り、英王室はそれを9つに割って、最大のもの(530カラット)は王錫に付けられ、2番目のものは(316カラット)は帝国王冠に付いています。カリナンは、現在ロンドン塔で見ることができます。

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