2018年3月24日土曜日

キリスト復活後の話

今日はイースター・マンデーです。キリスト教的には祝日ではありませんが、イースター(日曜日)の振り替え休日でしょう。英国では役所も銀行もオフィスも休みです。
 さて、イースターで復活したキリストのその後ですが、まず最初にマグダラのマリアの前に姿を現します。マリアが駆け寄ろうとすると、「Noli me tangere(私に触ってはいけない。私はまだ父のところに上がってはいないのだから)」と言います。この絵はハンプトンコート宮殿にあるハンス・ホルバインの「我に触れるな」です。

その後、使徒たちが集まっていたところにもキリストは出現しました。しかし、トマスはそこに居合わせませんでしたので、キリストの復活を信じませんでした。8日後にトマスもいるところにキリストが現れ、傷口を触らせます。復活後のキリストに実際に触れることができたのは実証主義者のトマスだけでした。この絵はカラバジオの「トマスの不信」。

そして復活から40日後、オリーヴ山の上から、使徒たちが見守る中、キリストは沸き立つ雲の中を天に上って行ったのでした。この絵はジオットの「主の昇天」です。

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