2015年7月2日木曜日

イギリスの陶磁器メーカーの現状 ロイヤル・クラウン・ダービー

イギリスの高級磁器メーカーで唯一独立を貫いている会社はロイヤル・クラウン・ダービー

1745年、ザクセンからのユグノー移民プランシェはダービーに住みつき、ソフトペーストの花瓶と小立像を製作した。1756年、チェルシー磁器工房で絵付師をしていたドゥーズベリ、銀行家のジョン・ヒースと共同事業を立ち上げました。

プランシェは会社設立ののち殆どすぐに姿を消し、事業はドゥーズベリとヒースの二人で、のちにドゥーズベリ一人で運営された。
 
1770年にドゥーズベリはチェルシー磁器工房を取得。チェルシー工房は1784年まで運営されたが、その後に工房は取り壊され、在庫、図案、型などの資産や多くの職人たちはダービーへ移された。1776年にボウ磁器工房を取得し、移転可能なものは同様にダービーへと移されました。

1773年、ジョージ3世は裏印に王冠を描き込むことを許し、この会社は「クラウン・ダービー」と呼ばれることとなりなりました。

1890年、ヴィクトリア女王はクラウンダービーを御用達に指名し、これによって「ロイヤルクラウンダービー磁器会社」という肩書きが認められました。

1964年、ロイヤル・ドルトンに加わることになる連合イングランド磁器グループ (Allied English Potteries Group) の一員となった。

2000年、ロイヤルドルトンのディレクターでピアソン家の一員であるヒュー・ギブソンは買収を主導し、ロイヤルクラウンダービーを再度独立させ、個人所有の会社とした。

2006年時点でオスマストン・ロード工房に300人が働いている。

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