ブリューゲル(父)の「ベツレヘムの幼児虐殺」(1565)。ブリューゲルはこの作品で、スペイン軍がネーデルラント中のプロテスタントを殺戮した残虐さを描きました。神聖ローマ皇帝ルドルフ2世は、スペインによる統治に対するブリューゲルの批判に腹を立て、別の画家に虐待される子供の描写部分を塗りつぶし、動物など描き替えさせました。今回の展示ではエックス線を当て塗りつぶされる前の絵の写真も見せてくれています。
ルーベンスの自画像(1623)
ルーベンスが描いた弟子「ヴァン・ダイク」(1627)バッキンガム宮殿のガイドをしていた私でさえ、「え~、この絵は英国王室所有だったの?」と思うような有名な絵がたくさんあります。
ルーベンスの「聖母昇天」(1611)
ヴァン・ダイクの「聖キャサリンの秘密の結婚」(1630)
ルーベンスの「乳搾りと牛がいる風景」(1617)
カンタン・マサイス の「エラスムスの肖像」(1517)
なぜかハプスブルグ家の「美男王フィリップ」(1500)の肖像画と、
その息子の「神聖ローマ皇帝カール5世」(1514)の肖像画があり、とても親子だとは思えない風貌の違いに思わず笑ってしまいました。この展覧会は2009年4月26日までやっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿