ビートルズゆかりの地を訪ねて （リバプール郊外）

ジョン・レノンは第二次世界大戦中の1940年10月9日に、リバプール郊外のウェイバーツリー地区で生まれました。これはジョンが０歳から５歳まで住んだ家です。

5歳の時、ジョンは母ジュリアの姉のミミおばさんことメアリーに引き取られ、

23歳でロンドンへ出て行くまで、ずっとこの家で暮らしました。

現在、この家はナショナル・トラストが管理しています。

１９５８年、ジョンの母親はこの道で交通事故にあって亡くなりました。

ポール・マッカートニーは１９４２年６月１８日、セールスマンと助産婦夫婦の家に生まれました。共働きだった両親の都合で小さい時にリバプールのあちこちを点々としました。これは１９５５年から住んだ家です。１９５６年、ポールの母・メアリーは乳癌で亡くなります。

ミミおばさんがうるさくて自分の家ではあま りギターの練習ができなかったジョンは、ポールの家でギターの練習をしました。

現在、この家もナショナル・トラストが管理しています。

ジョージ・ハリスンは、1943年2月25日にこの長屋で生まれました。

父は市バスの運転手で、家族も多かった（姉と兄２人）ので、生 活はそんなに楽ではなかったようです。

リ ンゴ・スターことリチャー ド・スターキーは、1940年7月7日に港湾労働者や植民地からの移住者の多かったディングル地区の長屋で生まれました。父はパン職人でしたが、リンゴが 3歳の時に両親は 離婚し、母エルシーは近くのパブで夜働きながらリンゴをひとりで苦労して育てました。

エルシーは時々パブを抜け出しては、夜ひとりで留守番をするリンゴの様子を見に行ったのだそうです。 リンゴのファースト・アルバム「センチメンタル・ジャーニー」のジャケットにこのパブの写真が使われています。

ジョンの通った学校クォリー・バンク・ハイスクール。学生時代にジョンはクォリーメンというバンドを組んでいました。

1957年7月6日、セント・ピーターズ教会の夏祭りのアトラクションで、クォリーメンは初めのラ イブ演奏を行いました。

演奏を見たポールは、はじめてジョンと言葉を交 わします。ジョンは16歳、ポールは15歳でした。

教会ホールの壁には、ジョンとポールの出会いの記念碑があります。

ジョンはポールをクオリーメンのメンバーとして迎え入れ、後にポールの友人であったジョージ・ハリソンも加入します。クオリーメンは１９６０年にザ・ビートルズになりました。

ストロベリー・フィールドは、ジョンの家の近くにあった戦争孤児院の名前です。

曲名はStrawberry Fields Foreverですけど、孤児院はStrawberry Fieldと単数形です。

２００５年に孤児院は閉鎖されてしまいましたが、ここを訪れる人は多いです。

曲名そのものになっているペニーレーン。

標識がよく盗まれるのだそうで、通りの名前が壁に直接書かれている所もありました。

閑静な住宅街の方からアプローチして、

賑やかな繁華街の方へ。

交差点には、

ペニーレーンの歌に出てくる

理髪店があります。

歌詞に出てくる銀行は、こっちじゃなくて、

こっちなのだそうです。ここは現在クリニックになっています。

ジョンたちは、ここでバスを乗り継ぎ、

８６番バスで学校に通いました。