2015年9月3日木曜日

リバティー


リバティー・デパートのチューダー・ハウスは、

 HMSインプレナブルとHMSヒンダスタンという2隻の船を解体した木材を利用して造られ、

1924年に完成しました。

 中心には明り取りの吹き抜けがあり、

 吹き抜けは小さな部屋で囲まれ、

 小さな部屋には小物がディスプレイされています。

リバティ・プリントで有名なこの店は、

1875年にアーサー・リバティが開業しました。

 当初は日本や東洋の装飾品、ファブリック、美術品などを輸入販売していましたが、
  
 東洋のファブリックは仕立屋が扱うには繊細過ぎたため、

 英国の染物屋を探し、東洋風のファブリックの生産を試みました。

1887年にアーサー・シルバーがデザインしたピーコック・フェザーが有名です。

1890年代にはリバティはロンドンで一番お洒落な店となりました。

創業者アーサー・リバティーの死後、テキスタイル部門は発展し、

1920年代にはタナローンが開発されます。

 木綿でシルクのツヤと手触りを再現するために、リバティ社で独自に開発された素材です。

アフリカのスーダンにあるタナ湖のほとりで採れた原綿を使用していたことから タナローンと名付けられたと言われています。

1930年代にデザインされた細かい花模様は「リバティ・プリント」として知られるようになります。

1960年代になると、またアールヌーボーがもてはやされ、ロータス・コレクションが作られました。

本当に素敵なデパートですから、是非本店に行ってみてください。

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