2015年9月2日水曜日

リバティーとモリスの工房があったマートン・アビー

リバティーとモリスの工房があったマートン・アビー。

昔、ここには1117年に創立された修道院があり、

オックスフォードのマートン・カレッジ(1264年)を創ったウォルター・ド・マートン司教などを輩出しましたが、

修道院は1538年にヘンリー8世の宗教改革で破壊されました。

1700年代になると、ユグノーがここで織物を初め、

1724年には染付けが始まり、

いろいろな人の手を経て、

1831年、エドマンド・リトラーが工房を手に入れます。

1875年頃からリバティーは布の染めをリトラーズに依頼するようになり、

 1904年、最終的にリバティーは染色工場を買収します。

1881年、モリスも隣りの染色工場を買っていましたから、

ここにはリバティー(1904-1982)とモリス(1881-1940)というイギリスを代表する

テキスタイルの会社の染色工場が両方あったわけです。

現在、マートン・アビーはマーケットになっています。

この建物は1906年にアーサー・リバティが建てました。

テキスタイルの歴史に興味がある人は、必見の場所です。

マートン・アビーの隣を流れるウォンドル川。

画家ミレイがオフィーリアの背景として描いた

ホッグミル川はすぐ近くです。

帰りは、

こんな道を

川沿いに

歩いて、

バス停に着きました。

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