2008年2月28日木曜日

ウフィツィ美術館

今日は西洋美術史講座の講義に参加してきました。5月に行くフィレンツェのウフィツィ美術館について勉強しました。

まず、14世紀初期のジオットの「聖母子像」です。

15世紀のシエナ派のマルティーニは、天使ガブリエルにオリーブの枝を持たせて、「受胎告知」の場面を描いています。

フィリッポ・リッピの「聖母子と天使たち」は、マリア様が美人に描かれています。

こっちはボッチチェリの「ザクロの聖母」。フィレンツェ政庁の注文で描かれたトンド(円形画)で、美少年天使たちに囲まれた聖母子が描かれています。ザクロはキリスト受難の象徴です。

ボッチチェリが描いた「東方三博士の礼拝」は、裕福な仲買人のデル・ラーマが注文したものですが、絵の中にメディチ家の人々が登場人物として描かれており、作者自身も右端に描かれており、集団肖像画となっています。

「キリストの洗礼」を描いたヴェロッキオはレオナルド・ダ・ヴィンチの先生として有名。左端の天使と背景はレオナルドが描いたと言われています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」

ミケランジェロの「ドーニ家の聖家族」は、ミケランジェロが完成させた唯一の板絵です。

ティツィアーノの「フローラ」。神話の女神と高級娼婦のイメージを合わせた作品。

ウルビーノ公のために製作されたティツィアーノの「ヴィーナス」も、挑発的で、官能的。


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