2016年8月8日月曜日

シティーのコーヒーハウス跡を巡る

ロンドン初のコーヒーハウスは1652年にトルコ人パスクア・ロセズによって作られました。その後ジャマイカ・コーヒーハウスと 名を変え、砂糖と奴隷貿易の情報中心地になりました。

エドワード・ロイドのコーヒーハウスには船主、船長、貿易商、保険引受人が多く集まり、商談と海運情報交換の場となっていました。店主のロイドはお客のために積極的に海事情報を集めて提供しました。そこで船舶や積荷に保険がかけられ、1688年にコーヒーハウスは海上保険の引き受け場所となり、現在のロイズ保険へと発展しました。

ジョナサン・コーヒーハウスはロンドン証券取引所に、エルサレム・コーヒーハウスはロンドン金属取引所に、バルチック・コーヒーハウスはバルチック海運 取引所へと姿を変えました。

これらのコーヒーハウスはロンバード・ストリート周辺にありました。船乗りが海外情報を持ち込み市場経済の結び付きを強め、商売が繁盛しました。

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