2006年11月25日土曜日

マホニア・メディア

花が少ない季節に、かなり目立つ黄色い花をつけているのは、セイヨウヒイラギナンテン(西洋柊南天)。中国原種のヒイラギナンテンと台湾産のロマリフォリアの交配種だそうです。

学名と英語名はマホニア・メディア・チャリティー(mahonia x media cv. charity)。ちなみに、柊はモクセイ科、西洋柊はモチノキ科、西洋柊南天はメギ科で、全然違う植物です。

2006年11月17日金曜日

ヤツデの花

晩秋に咲くヤツデの花。かわいいでしょう?

日本原産。学名+英語名のFatsiaは日本語の八手(はっしゅ=ヤツデの音読)に由来するそうです。天狗が持っている扇はヤツデの葉っぱなんですって。

2006年11月15日水曜日

ムクゲの花

ムクゲの花は夏の花だと思っていましたが、花期は長いようで、11月でもたくさん花をつけていました。中国・インド原産。学名はhibiscus syriacus、英語名はshrub althaea。

ムクゲは韓国の国花です。日本名のムクゲは韓国語の無窮花(ムグンファ)が訛ったものだそうです。ひとつの花は一日しか咲かないのだそうが、次々に花をつけるので、国の繁栄を意味するのだそうです。韓国には「だるまさんがころんだ」のような「ムクゲの花が咲いたよ」という遊びがあります。

2006年11月5日日曜日

ススキ

秋の七草にもなっているススキは尾花とも呼ばれ、秋を代表する植物ですが、日本でススキを家の庭に植えている人はほとんどいないでしょう。でも英国では観賞用として、よく庭で見かける植物です。

写真はキュー・ガーデンのグラス(Grass)の仲間たち。ススキのことは英語&学名でミスカンサス(Miscanthus)といいますが、上の写真は全部がミスカンサスではないようです。

日本でも英国でもススキは茅葺屋根の材料として使われました。昔は集落の近くに定期的に刈入れをするススキ原があり、茅場と呼んでいたそうです。東京の茅場町は昔はススキ原だったわけですね~。