2008年12月31日水曜日

ロンドンの年末大掃除

ロンドン市庁舎(London City Hall)は、ノーマン・フォスター設計のガラスの建物。

窓拭きはクレーンを使って行います。

テート・モダン美術館の煙突も掃除していました。ジャイルズ・ギルバート・スコット設計の発電所跡地を西暦2000年に美術館にしたので、煙突があるのです。でも、ここは掃除しても、あまり目立たないと思うのですが・・・。

2008年12月30日火曜日

クリスマス・イルミネーション

今年のロンドンのクリスマス・イルミネーションの中で、私が一番好きだったのはコベント・ガーデン。

ノートパソコンや携帯電話にも使われている液晶モニター(LCD=Liquid Crystal Display)を使った最新技術で、

天井から吊るされた何千本もの棒が色やパターンを変えて、とても幻想的です。

液晶自体は発光しないので節電になるのだそうです。

買い物客で賑わうアップル・マーケットもこの通り。

光の雨が降っているみたいです。

一見の価値アリ。

ロンドンのクリスマス・デコレーションは十二夜(1月6日)までです。

2008年12月29日月曜日

自然史博物館の建物について

ロマネスク様式の自然史博物館の建物は、1870年代にアルフレッド・ウォーターハウスによって設計されました。大英博物館にあったハンス・スローンの動植物の標本コレクションを基に、世界中の植民地から集められた莫大な標本コレクションを展示するために造られたオリジナルの建物です。

ウォーターハウスは、テラコッタの美しい組み合わせで建物を覆いつくすことを考えました。正面入口の柱群は見事です。

セントラル・ホール(Central Hall)に入ると、高窓から差し込む光がテラコッタの装飾を際立たせています。

まるで大聖堂みたいですね~。

柱やアーチには鳥や葉の彫刻が浮かんでいます。

天井は彩色された162枚の植物パネルから成っています。

階段を上って一番高い位置からセントラル・ホールを見下ろすと、

階段中央に進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの像がありました。

2008年12月28日日曜日

3億3千年前の木

ヴィクトリア時代の建物の隣には、地質学展示のために造られた1930年代のギャラリーがあります。プレート、マグマ、火山爆発、地震に関する展示、地球の歴史、宝石を含む鉱物の標本はこちらで見ることができます。

建物の前庭には、1854年にエジンバラで発掘された、今から3億3千年前の木の幹があります。

この時代は、地層から石炭が多く産するので、石炭紀(Carboniferous Period)と呼ばれ、英国にもシダ植物などの大森林があり、昆虫や両生類が栄え、爬虫類もこの頃登場しました。

2008年12月27日土曜日

樹齢1300年のセコイヤ

自然史博物館の一番上の階には、カルフォルニアから来た円周27メートルのセコイヤがあります。

西暦557年には種だった、この木は1335年生きて、

1892年に切られています。

切られる前は自然史博物館の塔よりさらに高く、80メートルもあったのだそうです。

セコイヤの木は人間に切られなければ、3千年以上生きることができるのだそうです。

2008年12月26日金曜日

自然史博物館の哺乳類

シロナガスクジラは今まで生を受けた生き物の中で最大の動物です。恐竜よりも大きく、心臓は小型車ほどあり、動脈は配水管ほどあるのだそうです。

クジラに比べると象も小さく見えますね~。クジラは一生を海で過ごす哺乳類です。

哺乳類(mammals)の歴史は、今から2億年前のジュラ紀に現れた小さなネズミから始まるのだそうです。これは自然史博物館にある想像模型です。

2008年12月25日木曜日

ドードー

「不思議な国のアリス」に登場するドードー(Dodo)は、想像上の鳥ではなく、インド洋上のモーリシャス諸島に実際に生息していた鳥です。

モーリシャス島は大航海時代にヨーロッパ人によって発見され、インドへ向かう重要な寄港地として利用されました。飛ぶことも速く歩くこともできなかったドードーは入植者の食料になったり、見世物としてヨーロッパに送られるために乱獲され、1681年に絶滅してしまいました。この絵は1626年にオランダ人画家ルーラント・サーフェリーによって描かれたドードーです。

後にドードーは地球上の他の地域にはいない種だと判明しますが、その頃はすでにドードーはわずかな骨だけを残し絶滅していました。これはロンドン自然史博物館にある骨格標本です。

オックスフォードのアシュモリアン博物館に博物学者のジョン・トラデスカントによって収蔵されていた唯一の剥製がありましたが、保存の仕方が悪く1755年に焼却処分になってしまいました。これはロンドン自然史博物館にある復元模型です。

これはオックスフォード大学博物館(University Museum in Oxford)にある1651年にヤン・サーフェリーによって描かれたドードーの絵です。「不思議な国のアリス」の作者のルイス・キャロルは、本名をチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンといい、オックスフォード大学の数学の教授でしたので、この絵を見る機会がありました。ちなみにルイス・キャロルというペンネームは、本名のチャールズ・ラトウィッジをラテン語化 (Carolus Ludovicus) した後に順序を入れ替え、さらに英語化したものです。

どもり癖があり、自分の名前を「ドー、ドー、ドジソン」と言っていたドジソンは、このドードーに親しみを感じていたと思われます。ドードーという名前はポルトガル語で「間抜け」の意味のDuodoから来ているといわれており、生物学者のリンネまで間抜けなドードーという意味のディドゥス・イネプ トゥス(Didus ineptus)という学名をつけています。勝手な人間によって「まぬけ」と呼ばれ、絶滅させられてしまったドードーは、ドラえもんやハリーポッターにも登場します。

2008年12月24日水曜日

自然史博物館の恐竜たち

Dinosaur(恐竜)は、ギリシア語で恐ろしいトカゲという意味で、1841年に英国人のリチャード・オーウェンという古生物学者が名付けました。恐竜が生きた時代は三畳紀(Triassic)2億5千年前~2億年前、ジュラ紀(Jurassic)2億年前~1億4千年前、白亜紀(Cretaceous period)1億4千年前~6500万年前に分かれています。

自然史博物館の正面入口にあるディプロドクス(Diplodocus)はジュラ紀に北米に生息していた草食恐竜です。体長は26メートルもあり、これまでに発見されている恐竜の中でも最長のものです。

細長い口の前にだけ歯が並び、葉をむしって丸飲みしていました。尾の先の方はムチのような構造になっており、尾を勢いよく振り回して、肉食恐竜から身を守る武器として使っていたと思われます。

これはコエロフィシス(Coelophysis)の化石です。

三畳紀の北アメリカに生息した肉食恐竜でした。

これはカマラサウルス(Camarasaurus)の骨格です。ジュラ紀の北アメリカに生息した草食恐竜です。

他の竜脚類に比べると首と尾が短く、歯はヘラ状のものが約48本並んでいます。

これはトリケラトプス(Triceratops)の骨格です。白亜紀の北アメリカ棲息していた草食の角竜です。

トリケラトプスとは3本の角を持つ顔と言う意味で、鋭い3本の角は肉食恐竜から身を守る武器として役立ちました。

イグアノドン(Iguanodon)は、白亜紀のヨーロッパに生息していた草食恐竜で、前脚の親指の爪がスパイク状になっているのが特徴です。

現在、イグアノドンはこのような姿だったと考えられていますが、

イグアノドンを発見した英国人医師のギデオン・マンテル(Gideon Mantell)は、鼻先に角がある、全長70メートルの巨大なイグアナのな姿を想像していました。マンテルは医師業の傍ら自ら化石を取りに出かける化石ハンターで、1822年に巨大な歯の化石を発見し、それが爬虫類のイグアナの歯と化石の特徴が一致することを見つけ、イグアナの歯という意味のイグアノドンと名づけました。

マッソスポンディルス(Massospondylus)は、ジュラ紀のアフリカとアメリカに生息した中型の草食恐竜です。

小さな頭を持ち、首と尾は長く、がっしりとした胴体をしています。

アロサウルス(allosaurus)は、ティラノサウルスより8千万年以上前に君臨していたジュラ紀最強の肉食恐竜です。

鋭く大きな歯をたくさん持っていました。二足歩行性で、大きく強力な後脚と、3本指を備えた前腕を持ち、長い尻尾で体のバランスを取っていました。

アルバートサウルス(Albertosaurus)は白亜紀の北アメリカに生息していた肉食恐竜です。カナダのアルバータ州で発見されたため、この名前が付けられました。

ティラノサウルスよりひとまわり小さく、軽量な体つきから素早さをいかした狩りを行っていたと思われます。

トウジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus)は、ジュラ紀の中国に生息した四足歩行の草食恐竜です。

首から尾にかけて背中に左右に並んだ骨板がありました。尾の先端には4本のトゲが生えていました。前脚は短く前かがみになっていることから、背の低い植物を食べていたと考えられます。

ガリミムス(Gallimimus)は白亜紀にモンゴルに生息していた恐竜です。映画ジュラシック・パークではTレックスから群れて逃げる姿が描かれています。

骨格から現代のダチョウのように時速70キロの速度で走ることができたと推測され、最速の恐竜の一つであったと考えられています。体に対して相対的に大きな脳を持っており、知能の高い恐竜のひとつであったようです。

ドロマエオサウルス(Dromaeosaurus)は白亜紀の北アメリカに生息した肉食恐竜です。

恐竜としては知能も高かったため、群れで行動ができる凶暴な恐竜でした。

デイノニクス(Deinonychus)も白亜紀の北アメリカに生息した肉食恐竜です。狩りも群れで行い、時速50キロの速度で走って、自分より大きな草食恐竜も襲ったと考えられます。自然史博物館には動くロボットで動く様子を見ることができます。

ティラノサウルス(Tyrannosaurus)は白亜紀の北アメリカに生息した史上最大の肉食恐竜です。一生つがいの相手を変えず家族単位で群れをつくって行動していたのだそうです。自然史博物館には動くT-rexのロボットがいますので、是非見に来てください。