2008年7月31日木曜日

セント・ジェームス公園

セント・ジェームス公園の夏の日の朝の風景です。池にかかる橋から見たバッキンガム宮殿。

反対側にはホースガーズの建物が見えます。

公園の中の橋を渡って通勤している人たちもいます。

朝早くから草を刈っている庭師さん。公園がいつも美しいのはこの人たちのおかげです。

公園沿いにある兵舎では、

兵隊さんたちが整列の練習をしていました。

2008年7月30日水曜日

バッキンガム宮殿・夏の一般公開

昨日、バッキンガム宮殿の一般公開前のプレビューに行ってきました。

エリザベス女王がスコットランド滞在している夏の間だけ、女王の居城であるバッキンガムを公開します。

現在も実際に国賓の晩餐会やガーデンパーティーに使われているお城ですので、とても人気があります。

チケットを買うにも、入場するにも並ばなくてはならなくて大変なのですが、それでも見る価値は十分あると思います。

入口で日本語のオーディオ・ガイド(無料)を借りて、説明を聞きながら順路に沿って歩きます。

今年の目玉は舞踏室(Ballroom)にセットされた晩餐会(State Banquet)でしょう。実際に晩餐会に招待されたような気分になれます。

設置されたスクリーンで実際の晩餐会の様子を見ることができ、オーディオ・ガイドで準備にどのくらい人や時間が必要なのかを知ることができます。

また、英国王室の絵画コレクションを見る絶好の機会でもあります。フェルメールや、

レンブラント、

ヴァン・ダイクの絵をオーディオ・ガイドの説明を聞きながら、ゆっくりと鑑賞することができます。

見学後はガーデン・パーティーが行われる庭を通って、出口へ向かいます。

庭というより、林の中って感じですよね~。

道の脇に王室マーク付きのアイスクリーム屋さんの車が停まっていました。英国王室は商売上手。

トイレ、ショップ、カフェは庭に設置されたテントの中にあります。

出口はグロブナー・プレースという交通量が多い道です。

2008年7月29日火曜日

バッキンガム宮殿の衛兵交代式

朝一番にバッキンガム宮殿に入場すると、見終わった頃にちょうど宮殿前で衛兵交替式が始まります。

宮殿の周りはいつも観光客で混んでいますが、

行進を確実に見たい人は、11時15分ごろThe Mallか、

11時25分ごろSpur Road沿いに陣取ることをお薦めします。

ギリギリに到着しても、このような写真を撮ることができます。

それに遅れた人は、12時過ぎにThe MallかSpur Roadで待機してください。

11時40分ごろバッキンガム宮殿前を通過してハイドパークの兵舎に帰る騎馬兵の行進もお見逃しなく。

2008年7月28日月曜日

トラファルガー広場

ナショナル・ギャラリー前のトラファルガー広場に、面白い看板がありました。

「鳩に餌をあげないでください」という看板です。

広場の噴水にも面白い注意板が・・・。

回りくどい言い方ですが、「泳ぐな」という意味です。

ライオン像で遊んでいる子供たちの方が危ないと思うのですが・・・。

2008年7月27日日曜日

白い鳩の成長観察記

うちのベランダに住んでいる白い鳩のつがいが卵を産みました。卵から孵ったばかりの頃は、ヒナは母鳥の下に隠れているのでその姿がよくわからなかったのですが、少し成長すると母鳥も食料調達のために出かけていくようになり、その間に雛鳥を観察することができるようになりました。

少し経つと白い毛が少し生えてきました。

母鳥の帰りを待つだけの日々。

数日後には白い毛も少し長くなり、

歩き回ることができるようになっていました。

成長すると、毛も長くなり、歩くのも速くなってきました。

時々、立派な白鳩に見えることがありますが、まだ少年期。

いつも2羽一緒です。

絵になります。

この頃になると外見では大人と区別がつきませんが、まだ飛べません。

いつの間にかシャープな鳩に成長していました。時々羽をバタつかせて、飛ぶ練習をしています。

そして、いつの間にか空を飛べるようになって、どこかへ行ってしまいました。

雛鳥は飛び立っていきましたが、親鳥はうちのベランダに住んでいます。実際問題、糞の掃除とか迷惑しているのですが、西洋では白い鳩は精霊、つまり神様の使いとされているので、追い出すわけにもいきません。オリーブをくわえた鳩は平和の象徴です。

2008年7月26日土曜日

スーラの絵の続き

ロンドン・ナショナル・ギャラリー自慢のスーラの「アニエールの水浴」。この絵はセーヌ川沿いのアニエールで工場の労働者たちが水浴しているところを描いたものです。川に浮かぶボートには、シルクハットをかぶった紳士と、パラソルをした淑女が乗っています。

彼らが出かけたのはグランド・ジャット島。彼らは対岸に労働者たちを見ているのでしょうか?・・・ということで、私はこのシカゴにある、すべて点で描かれた有名な絵が、ナショナル・ギャラリーにある絵の続きだと信じています。

19世紀の女流画家たち

ナショナル・ギャラリーにあるモリゾの「夏の日」。ブローニュの森で2人の女性がボートに乗って涼しい風を味わっている風景ですが、当時は夏であっても良家の女性は肌を露にしてはなりませんでした。両親や夫の理解があり画家の道に進むことができたモリゾですが、19世紀の女性がプロとして活動するにはさまざまな制約がありました。ブルジョアの女性は付添人なしで公の場所に出かけることができなかったので、男性画家のように街の様子を描くことはできませんでした。

マネが描いた「エヴァ・ゴンザレス」。マネの弟子だったゴンザレスはモデルも務めました。当時の美術学校は女性の入学を許していませんでしたし、たとえ画家になれたとしても男性画家と対等に活躍することはできませんでした。彼女らの場合、印象派グループにいたので活動の場を確保することができ、オルセー美術館などに作品が残る画家になれたのだと思います。