2008年5月31日土曜日

キューパレスのキングサリのトンネル

1631年に建てられたキュー・パレス(Kew Palace)は、1728年から英国王室所有になり、ジョージ3世をはじめロイヤル・ファミリーが住んでいたこともありました。

その庭園にキングサリのトンネルがあるのはあまり知られていません。

キューガーデンの端にある、この庭園まで来る人は疎らです。

こんなに素晴らしいのに・・・。

学名はLaburnum anagyroides。

英語名はGolden-chain。日本名のキングサリ(金鎖)はその直訳です。

ヨーロッパ南部原産。

2008年5月30日金曜日

キュー・ガーデンの藤

キュー・ガーデンのウォーター・リリー・ハウスの近くにある白い藤の棚。

5月は各地で藤の花が見られますが、英国の庭では壁に這わせるのが主流です。

こちらはパゴダ・ツリーの近くにある紫の藤のドーム。

中にはベンチが置いてあって、のんびりと藤の花を楽しむことができます。

鳥籠状の藤のドームは、まだキュー・ガーデンでしか見たことがありません。

英語名と学名はWisteria。

花をよく見るとマメ科の植物だということが分かりますね~。

2008年5月29日木曜日

八重のオダマキ(ノラ・バロー)

この季節、あちこちのガーデンで見かける八重のオダマキ(ノラ・バロー)。

学名はAquilegia Nora Barlow vulgaris。英語名はGranny's bonnet(お祖母さんの帽子)。

この花の名前になったEmma Nora Darwin Barlow (1885-1989)は、チャールズ・ダーウィンの孫娘です。

2008年5月28日水曜日

壁に咲く蔓バラと藤

近所の家の入口のバラが綺麗でしたので写真に撮ってきました。

こちらの家のバラも綺麗ですね。

藤の花が綺麗な家もあります。

2008年5月27日火曜日

桐の花

5月に紫色の花を咲かせるリージェント・パークの桐。

学名はPaulownia。英語名はFox glove Tree。花が狐の手袋みたいだからでしょう。

足利尊氏や豊臣秀吉など政権をとった武将が、天皇から賜った紋章にも桐が描かれています。

桐紋は日本国政府紋章としても使われています。

2008年5月26日月曜日

ハム・ハウスの庭

テームズ川沿いから見たナショナル・トラスト管理のハム・ハウスです。

馬が通ったりして「今、何世紀?」って感じです。

建物は17世紀。

ライムのアーバー(木でできたトンネル)。

真ん中にあるバッカスの像から放射状にラベンダーと、シデの木のトピアリーが、不思議な空間を作るチェリー・ガーデンと呼ばれている(桜の木はない)庭。

カノコ草(赤)とツルボラン(黄)のボーダー。

来月は綺麗に咲くであろう芍薬のボーダー。

レンガの壁に這わせたイチジクの木。

南側の庭から見た建物はこんな感じです。

ハムハウスのキッチン・ガーデン

ハム・ハウスのキッチン・ガーデンは有名です。

スプリング・オニオン(Onion)。

ニンニク(Garlic)。

ほうれん草(Spinach)。

レタス(Lettuce)。

ルバーブ(Rhubarb Chard)。

これはアスパラガス(Asparagus)。

アスパラガスが成長すると、まったく別の植物になってしまいます。

ハーブも育てています。セージ(Sage)は古代から万病に効く薬草とされてきました。ソーセージは豚肉+セージの意味です。

ローズマリー(Rosemary)は記憶力を高めるといわれ、古代ギリシア・ローマの学生たちはローズマリーの冠を頭に載せて勉強したらしい・・・。肉料理やジャガイモと相性が良くて、消化を促進する効果もあります。

チャイブ(Chives)はアサツキの代わりにいろいろなところ使える上、花も食用として食べられます。

この畑で採れた野菜は庭園内のレストランで食べることができます。

1670年に建てられた英国最古のオランジュリーが現在レストランになっています。

テームズ川に行きかう船

ピーターシャムからハム・ハウスまで歩いていく間に、いろいろな船を見ました。

これは遊覧船。

パトロール中の水上警察の船。

個人所有のクルーザー。

これは何?