2013年2月28日木曜日

夜の大英博物館

毎週金曜日、大英博物館は夜遅くまで空いています。

私みたいにあくせくと展示を見て回っている者もいれば、

優雅にお茶を飲みに来ている人もいます。

ちなみに、写真は新しくできたメンバーズ・ルーム。

会員制です。

2013年2月27日水曜日

大英博物館 古代ギリシャ (1)

キクラデス文明 (紀元前2600~2400年ごろ)
 初期青銅器時代にデロス島を中心に円(キクロス)状に点在した島で興ったエーゲ海最初の文明

 抽象化した大理石の女性像。墓の副葬品として出土。

かなりモダンですね~。現代彫刻家のヘンリー・ムーアに影響を与えたそうです。

キクラデスで作られた水差し(紀元前1850~1700年)
反り返った注口が特徴です。

ミノス文明(紀元前2200~1450)
クレタ島は油、穀物、ワインなどを産出する土地があり、青銅器時代には地中海地域、シリア、エジプトとの交易によって富がもたらされ、宮殿を中心に文明が栄えました。伝説的な王ミノスにちなんでミノス文明と呼ばれています。

雄牛の角の上で宙返りする少年のブロンズ像。クレタ島の人々は雄牛を聖なる動物と考えていました。ギリシャ神話によれば、ゼウスは美しい王女エウロペに恋をして、白い雄牛に姿を替え、王女を背中に乗せクレタ島に泳ぎ渡りました。そして3人の息子をもうけ、そのうちの一人がミノスで後にクレタの王になりました。

クノッソスの宮殿の壁は、フラスコがで華やかに装飾されていました。

ミノス文明時代に作られた宝石。蛇の中に犬と猿の細工があるアイギナ島のペンダントなど。

ミケーネ文明(紀元前1600~1200年ごろ)
ミケーネ人は船で海に出ていき交易で繁栄、また軍事的にも優れていました。

タコの絵を描いた壺はロドス島のミケーネ植民地の墓から発見されました。

キプロスから出土したミケーネ時代の壺。左右対称が特徴です。(紀元前1450~1100年)

ミケーネの遺跡から何千という女性のテラコッタ像が発見されています。くちばしのような鼻と、乳房が特徴で、豊饒の女神かもしれません。

雄牛型散水器。宗教儀式の際に水を振りかける道具として用いられました。

幾何学様式期
幾何学様式 (紀元前850~800年ごろ)
コンパスを用いた円や直線を組み合わせた幾何模様の陶器

幾何学様式ピュクシス(紀元前760~750年ごろ)
粘土で作られた4頭の馬は、化粧品を入れるピュクシスという入れ物の蓋のつまみです。

アルカイック期(紀元前700~480年ごろ)
グリフィンの水差し(紀元前675~650年)
鹿を襲うライオンと草を食む馬の絵が描かれています。

ライオンの香油壺(紀元前650年ごろ)
注口がライオンの頭部の形をしています。中央に戦士の行列、その下に競馬、一番下に犬がウサギを追っている絵が描かれています。


クーロス (裸体青年大理石像)はエジプト彫刻の影響を受け、両腕を脇につけ左足を前に出しています。

クーロスは紀元前6世紀に、アポロンの聖域を飾るために造られました。戦争で亡くなった若い兵士を悼んで建てられたものもあります。スマイルが特徴♡

2本の笛を同時に吹いている女性像(コレー)

 ソフィロスのディノス(紀元前580年)
食事の際に水で割ったワインを入れておく容器。


上の段はペレウスとテティスの結婚式に呼ばれた客が到着する場面

下段と

台には動物が描かれています。

ロバの頭の形をした両取っ手つき酒杯。

黒像式アンフォラ(ワイン壺)アテネ(紀元前540~530年)
アマゾン族は女性戦士。トロイ戦争でアキレスが女王パンテシェラの喉に槍を突き付けている場面です。

ヘラクレスの12功業の物語はよく壺に描かれています。ヘラクレスがエリュマントスのイノシシを生け捕りにして、壺の中で身をすくめるエウリュステウス王の頭の上に抱き上げています。

香油を入れる壺

ワイン・カップ

ワインを入れる壺

水を入れる壺

左が赤像式、右が黒像式。

トロイのコーナー。
紀元前8世紀の詩人ホメロスによると、ミケーネと同じころ西トルコにトロイという都市があり、ミケーネのアガメムノン率いるギリシャ軍と戦い、アキレスやヘクトルという英雄生み、10年にわたって攻囲に耐えましたが、木馬に潜んでいたギリシャ兵が城門を開き、滅びました。

トロイ戦争で使用されたヘルメット

ペルシャの影響を受けた紀元前480年ごろのクサントス(トルコ)の墓。

キベルニスの墓の上部。

 浮彫がオリエンタル風。

ペリクレスはアテネの政治家で、紀元前443~429年にかけて将軍に選ばれました。ペルシャ戦争(紀元前490~480年)で破壊されたアクロポリスの再建は、彼のもとで行われました。(ギリシャ時代の胸像をもとに、ローマ時代に作られた模作)。

2013年2月26日火曜日

大英博物館 古代ギリシャ (2)

ネレイデス・モニュメント(紀元前400年)
トルコ南部クサントスの権力者の墓で、ギリシャ神殿を模して造られました。柱の間の女性像が海神ネレウスの娘たち(複数形でネレイデス)。

パルテノン神殿の彫刻
 
アテナとヘファイトス、捧物のぺプロスの布。

ゼウスとヘラ

ヘファイトス、ペルセフォネ、デメテル、へーべ

ガイヤ、デイォーネ、アフロディテ。

月の女神セレネの馬車をひく馬。

花嫁を連れ去るケンタウロス。

ケンタウロスとラピタイ人の戦い

実はオリジナルは白くなく、

色付けされていました。

筑波大学が立体化した浮彫の神々。

エルメス、デオニソス、デメテル、アレス、ヘラ、ゼウス

アテナ、ヘファイトス、ポセイドン、アポロン、アルテミス、アフロデティ


アクロポリスの丘の、パルテノン神殿隣に、
                              
エレクテイオンというイオニア式の神殿があり、

柱として屋根を支えているのはカリアティード(女性立像)。

6本のうちの1本で、残る5体はアクロポリス博物館に展示されています。

パンアテナイ祭の勝者に渡されたオリーブオイル壺

後ろにはアテナ像

パンアテナイ祭はアテネのお祭りです。

オリンピックではありません。ちなみにオリンピックの勝者がもらうのはオリーブの枝の冠。

アポロンに捧げるため、デルフィで行われるビューティア大祭の賞品が月桂樹の冠です。


ガラスの香水入れ(紀元前440~400)

船の形をしたイヤリング(紀元前420~400)

勝利の女神ニケが付いている青銅の鏡(紀元前400年ごろ)

パヤヴァの墓
トルコ南部のクサントスで発見された将軍パヤヴァの墓。オリエンタルの影響を受けています。