2016年8月28日日曜日

大英博物館で学ぶローマ時代 (シーザーとクレオパトラ)

紀元前260年、北アフリカの大国カルタゴと利害が衝突したことから100年にわたるポエニ戦争が始まります。紀元前146年、カルタゴに勝利しローマが地中海における最強国になり、紀元前50年までには地中海沿岸のほとんどの地域がローマの支配下に置かれました。
 
シーザーは紀元前60年ポンペイウス、クラッススと三頭政治を行い、紀元前58年から51年にかけてガリア地方へ出兵。紀元前49年、ルビコン川を渡ってローマへ進撃。紀元前48年、敗残兵を追ってギリシャ、そしてエジプトへ向かい、女王クレオパトラと出会います。

クレオパトラ7世はエジプトの最後の女王です。シーザーがエジプトを訪問した際、絨毯から絹糸一枚をまとった姿て現れたと伝えられています。シーザーと結婚し、息子カエサリオン(エジプトではプトレマイオス15世)をもうけました。

シーザーのコイン(BC44 ローマ)
紀元前44年、地中海世界に君臨するカサエルは終身独裁官に選ばれます。しかしその年の3月15日、元老院が開催される予定だったポンぺウス劇場の回廊で、シーザーの独裁を恐れる人々に暗殺されます。

ブルータスのコイン(BC43-40  ローマ)
「ブルータス、お前もか」のブルータスです。シーザーの愛人セルウィリアの息子で、法務官に就任するなど厚遇されていましたが、暗殺を主導しました。

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