2016年3月26日土曜日

ロイヤル・エクスチェンジ

ロイヤル・エクスチェンジ(王立取引所)はシティの羊毛ギルドの組員トマス・グレシャムが1565年に設立した商品取引所です。

「ロイヤル」の名称は、1571年にエリザベス1世が与えました。

穀物・織物など多様な商品が取引されましたが、証券取引は(王立の名にふさわしくなかったので)認められませんでした。

建物は1666年のロンドン大火と1838年の火災で焼失し、今の建物は1844年に完成しました。

鐘楼の頂にグレシャム家の象徴のバッタが飾られています。

現在は高級ブランドの店舗とカフェが入る商業施設として使われています。
 
1885年、地下鉄バンク駅に世界で一番古い地下の公衆便所ができました。


ナポレオン戦争を勝利に導いたウェリントン将軍の騎馬像は、1844年にフランスから奪い取った陸軍の銃器で造られました。

土木技術者ジェームズ・グレートヘッドの像。シティー南ロンドン線(1890年開通、現ノーザンライン)の建設に携わり、円形掘削機を使ったシールド工法によって深いところに掘ったトンネルに地下鉄を通すことが可能になりました。

1851年にロイター通信を設立したユダヤ系ドイツ人ロイターの像。大西洋に海底ケーブルが敷設されると、情報は瞬時に伝わるようになり、ジャーナリズムの世界は劇的に変わりました。
アメリカ人実業家ジョージ・ピーボディの像。 ピーボディは投資銀行を立ち上げ、莫大な富を築き上げました。結婚せず、子供もいなかった彼は引退後、全財産を貧困救済のための慈善事業に寄付し、今もピーボディ信託が低所得者向け住宅を供給しています。

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