2017年10月6日金曜日

イギリスの名門校


名門9校(ザ・ナイン)ウィンチェスター・カレッジ
1394年、下層中流階級の子弟に聖職者辺道を開くため、ウィンチェスター司教のウイリアム・ウィッカムが創立。
ウィッカムはオックスフォードにニューカレッジも創立。
入学年齢は8歳から12歳まで、在学の上限は18歳まで。給費生は70名。

イートン・カレッジ
1440年、ヘンリー6世が設立。当時のケンブリッジ大学の副総長が、オックスフォード大学の付属校のウィンチェスター・カレッジのような学校を、ケンブリッジのためにも作るように王に進言したのがきっかけだと言われ、実際イートンはケンブリッジのキングス・カレッジの予備校としての役割をしていました。
生徒数70名。初代の校長はウィンチェスターから評議員数名、給費生35名を連れて赴任。

セント・ポールズ・スクール
1512年、セント・ポール寺院の首席司祭で、人文主義者のジョン・コレットが、友人のエラスムスの薦めに従って、新しいグラマー・スクールをロンドンに創立。
大聖堂の境内に建てられていたが、学校そのものは教会から独立。設立資金はコレットが父親の遺産を寄付。校長は非聖職者を起用。
ルネッサンスという新時代の中で、人文学、ギリシア・ラテンの古典の尊重。生徒数は153名。寮をつくらずに通学制とした。


シュルーズベリー・スクール
市民が中心になって1552年に創立。最初は通学制で、生徒数360名。

ウエストミンスター・スクール
1560年、修道院の解散で廃校になっていたのをエリザベス1世が再興、教会付属の全寮制でした。

マーチャント・テーラーズ・スクール

1561年、毛織物商組合が設立した通学生の学校。生徒数250名。ラグビー・スクール
1567年、ラグビーに生まれて、ロンドンに出て食料品店を営み、エリザベス女王の御用商人にまでなったロレンス・シェリフが創立。
通学制のフリー・スクール。


ハロー・スクール
1571年、裕福な自営農のライオンが創立。当初は地域の通学制フリースクール。


チャーター・ハウス・スクール
1611年、ロンドンのカルトジオ(英語読みでチャーター・ハウス)修道院跡地に、鉱山・銀行王サットンによって創立された孤児院が始まり。全寮制。
(フリー・スクール=教会や修道院の支配からの自由+地元の子供に限るという制限からの自由+無月謝)

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