2018年3月31日土曜日

オックスフォード対ケンブリッジのボートレース

先週、日本時間の金曜朝8時50分(ロンドン時間は木曜夜11時50分)から5分間、TOKYO FMの「Blue Ocean」という番組に生出演しました。はい。私はロンドン在住です。今は電話さえあれば、世界のどこからだってラジオに生出演できるんですよ。

番組のホームページによると、「日本を代表する春の風物詩が「お花見」なら、ロンドンの春の風物詩はザ・ボートレース! 今週の日曜日、伝統の一戦が今年も開催されるということで、今朝はロンドン在住の英国政府観光局公認ガイド、ライト裕子さんとお電話を繋ぎます!

ということで、見たことも、行ったこともない、オックスフォード対ケンブリッジのボートレースについて話しましたよ~。調べてみたら、結構面白かったんですけどね。

1829年からの歴史をもつザ・ボートレースはテームズ川上流のパトニーからモートレークま での6.8キロ(オリンピックの公式距離の3倍)で速さを競います。潮の満干が激しいテームズ川で上げ潮の時間に合わせて実施されるため、下流から上流へ 漕ぐことになります。最高タイムは1998年にケンブリッジが記録した16分19秒。今までの勝敗はケンブリッジ81勝、オックスフォード76勝。 今回はオックスフォードが勝ちでしたが、まだまだケンブリッジが優勢です。
選手は、年齢、性別、国籍は問いませんが、オックス・ブリッジの学生でなければなりません。名門大学で勉強に勤しむ頭脳に、鍛え抜かれた肉体も兼ね備えるエリート中のエリートです。(実は主人の兄も昔オックスフォードのブルーでして、義理の両親の家の居間にはいつも写真が飾ってありました)。

レースは1回きり。予選も決勝もありません。このたった20分弱の試合のために、学生たちは6カ月、毎日練習に明け暮れます。そして当日は雨が降ろうが風が吹こうがレースは行われ、スピードと共に持久力と精神力が競われるのです。

 
当日はテームズ川沿いに25万人、BBCテレビで600万人、 そして全世界では4億人の人が生中継を見るとのことで、今年は私もリアルタイムで見ました。テレビで。いや、川沿いは寒くて・・・。でも、結構面白かったですよ。2隻だけだし、20分後には勝敗が決まるし、シンプルで良かったです。初めから終わりまで全部見られたからテレビで良かったかもしれません。

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