2016年12月29日木曜日

地球ホールのギリシャの神々

自然史博物館の地質学部門の入口の地球ホール(Earth Hall)
昔、エスカレーター下に、ウイリアム・ブレイクの絵をモデルにした彫刻がありました。

天地創造。キリスト教やユダヤ教では、神が6日で世界を造ったと信じられています。

ギリシア神話のアトラスは、ゼウスとの戦いに敗れ、西の果てで天空を持つ役目を負わされることになりました。その後、メデゥーサによって、アトラスは石に変えられ、アトラス山脈になったのだとか。

これがメドゥーサです。見たものを石に変えてしまうという恐ろしい魔物です。もともと美しい少女であったメドゥーサは、「自分の髪は女神アテナより美しい」と自慢したため、アテナの怒りを買い、醜くされ、髪は一本一本を蛇に変えられてしまいました。そして、ペルセウスによって首を切られてしまいます。メドゥーサは古代生物の化石を見下ろしています。最後はすべて石になってしまうと言いたいのでしょうか。

キュクロプスはギリシア神話に出てくる一つ眼の巨人です。実際に象を見たことの無かった古代ギリシアの人々が、巨大な穴(鼻腔)がある象の頭蓋骨を見て、一つ眼の巨人の眼窩だと思い、キュクロプスを想像したのだと言われています。

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