2007年4月1日日曜日

イースター

イースターまで、あと一週間です。イースターの名前の由来は、サクソンの春の女神イオストラ(Eostre)からきているそうですが、キリスト教では、十字架に掛けられたキリストが3日目に甦ったことを祝う「復活祭」になります。

春分の日を過ぎてから、初めての満月の次の日曜日がイースターになると決めたのは、4世紀のイケアの宗教会議です。

キリスト教徒にとっては、復活祭前の一週間もホーリー・ウィークと呼ばれる特別な週です。一週間前の日曜日に、キリストがエルサレムに入城。月曜日の夜から火曜日の朝にかけて、最後の晩餐。金曜日に磔にされて、土曜日は安息日、日曜日に復活します。

金曜日はグッド・フライデーと呼ばれ、十字のついた甘いパン(Hot Cross Buns)を食べます。イースターには卵やウサギの形をしたチョコレートを家族や友達に贈る習慣があります。イースターエッグは新しい生命を象徴しており、キリストの再生を表しています。イースターバニーも春に赤ちゃんをたくさん産むうさぎが、新しい生命の象徴としての意味を持っているそうです。

ロシアの王様はチョコレートではなく宝石でできた卵を贈っていました。上の写真は、1914年にニコライ2世がアレクサンドラ王妃に贈った、ダイヤ、ルビー、エメラルド、サファイヤ、トパーズ、ガーネット、パールを散りばめたイースターエッグです。バッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリーで見ることができます。

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