2009年3月25日水曜日

ビザンチン美術

金色の天使が描いてある路線バスを見かけました。先週までロイヤル・アカデミーでやっていたビザンチウム(Byzantium)展の広告です。

これは展覧会の主要展示物である、ヴェニスのサン・マルコ寺院の「大天使ミカエルのイコン(Icon of the Archangel Michael)」です。12世紀、ビザンチン帝国時代のコンスタンチノーブルで造られたもので、銀細工に、金を貼り、エナメル加工 を施して、宝石で飾っています。

ローマ帝国は西暦395年、西ローマ帝国と東ローマ帝国に分裂しました。西ローマ帝国はすぐに崩壊しましたが、東ローマ帝国はビザンチン帝国と呼ばれ、キリスト教国として約1000年間、1453年にオスマン・トルコに滅ぼされるまで続きました。その間に、ギリシア・ローマ文化と、オリエント文化が融合したキリスト教文化であるビザンチン様式が誕生しました。

これもヴェニスのサン・マルコ寺院のお宝です。12世紀末にコンスタンチノーブルで造られた、教会の形をしてしている香入れです。

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