2010年12月1日水曜日

ロケットの話

ロケットの歴史は、13世紀の中国で筒に火薬を詰めて打ち出す兵器として発明されたのが始まりです。火薬と共にロケットもヨーロッパに伝わりましたが、銃や大砲が進歩してくると、命中率の悪いロケットは使われなくなってしまいました。

第2次世界大戦中、ドイツが開発したV1号とV2号ロケットは、1944年9月から半年間に2000人の死者を出しロンドン市民を恐怖に陥れましたましが、陸軍出身のヒットラーはロケットの力を軽視したため、生産が遅れ戦局を変えるほどの威力はありませんでした。

ドイツのV2の模型がロンドンの科学博物館にあったので、写真を撮ってきました。このロケットの研究をしていたフォン・ブラウンは戦後アメリカで研究を続け、アポロ11号のサターン・ロケットを開発して人類を初めて月へ送りました。

同 時に、このV2ロケットをもとにいろいろなミサイル(=兵器)が造られました。大陸間弾道ミサイル(ICBM)は射程距離8000~1万キロで、核弾頭が 装備されて おり、それぞれの目標に向かって誘導されていきます。現在ICBMを配備している国は、アメリカ、ロシア、中国(+北朝鮮?)。

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