今回のガイドのエイリーンさんは、出発地点であるヴィクトリア・プラザの建物の中からガイドを始めました。
1987年の嵐で、キュー・ガーデンでも500本もの木が倒れましたが、その木を利用して作ったモザイクがこれです。風の神Aeolusの周りにキューガーデンの建物があります。
ヴィクトリア時代に造られたボイラーの煙突。
今でも、蒸気が出ているのが分かります。
中国明朝の石の獅子。
蛇を退治するヘラクレスの像はウインザー城にあったものをエリザベス女王がキューに贈ったのだそうです。
こちらはハンプトン・コートの像のレプリカ。
1848年に熱帯雨林の植物のために造られたパーム・ハウス。
まずは、世界で一番古い鉢植えを見てください。中の土が代えられるように、コンテナは開閉できるようになっています。
ソ テツ。学名はEncephalartos altensteinii。 1773年に南アフリカの海岸でプラント・ハンターのフランシス・メイソンが見つけられ、1775年にキューガーデンにに持ち帰りました。1848年に、 このパームハウスができたとき、最初に入った植物。
トックリヤシ。英語名 Bottle Palm。学名 Hyphorbe lagenicaulis。基部がトックリのような膨らんでいます。インド洋マスカリーン諸島原産。
タ ビビトノキ。英語名Traveler's palm。学名Ravenala madagascariensis。マダガスカル原産。茎に雨水を溜めるため非常用飲料として利用されました。全体が一枚の大木を広げたような平面的な形 になるので、オウギバショウとも呼ばれています。
アブラヤシ。英語名はAfrican Oil Palm 。学名はElaeis guineensis。アフリカ産でその実からパーム油 (palm oil) を採ります。
フタゴヤシ。 英語名はSeychelles nut palm。 学名はLodoicea maldivica。インド洋のセイシェル諸島のブラリン島、キュリエーズ島だけに分布するヤシ科の植物です。種子が植物最大で、長さ50cm、重さ20kgにもなります。
カフェ・マロン。café marron。学名Ramosmania rodriguesii。1980年に学生によって発見された木。
パンダナス。学名はPandanus vandermeeschii。日本名タコノキ。
亜熱帯地域に生息し、幹から太い気根を出す姿がタコノキの由来です。先の尖った長い葉を密生して八方へ広がります。
キオウギヤシ(黄扇椰子)。英語名はLatan palm。学名はLatania Verschaffeltii。マダガスカル原産。
ディオーン。学名はDioon Spinulosum。 メキシコ原産。ソテツ科の植物で、非常に硬い葉を持っています。世界で一番大きな実をつけ、最大のものは長さ55センチ、13キロもあり、ひとつの実に300もの種が入っています。
ジャイアント・バンブーは高さ25メートルまで成長するのだそうです。英語名Giant Bamboo。学名 Gigantochloa verticillata 。東南アジア原産。建築、紙原料、楽器、食料として使われています。
プリンセス・オブ・ウエールズ・コンサバトリーの乾燥帯の部屋。
ハナキリン。 学名はEuphorbia milii var splendens。Euphorbiaはローマ時代のモーリタニア王の侍医であったEuphorbusがこの植物の乳液を薬とした使ったことに由来します。
マダガスカル原産。乾燥に強く、茎には鋭い刺があり、葉はやがて脱落します。
リトープス。学名はlithops aucampiae。ギリシア語のlithos(石)+ops(顔)が語源です。
原産地は南アフリカ・ナミビアの極度に乾燥した地帯で、岩の割れ目に埋もれて自生しています。リトープスはこの礫砂に頂面の色彩と模様が酷似するため発見が困難で、擬態によって身を守っています。極度の乾燥に耐えるため、一対の葉を高度に多肉化させ、雨季に水分を蓄え乾季に備えています。
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