2011年10月27日木曜日

グリニッジ海事博物館

グリニッジの海事博物館は、入場無料です。

ネルソン提督がトラファルガー海戦で着ていた服が展示されていたり、見所はいろいろありますが、私が一番好きなのは大航海時代の部屋。

エンリケ航海王子(1394-1460)の肖像画。王子自身は航海しなかったのですが、パトロンとして航海者を援助し、大航海時代の幕を開きました。

1488年、バルトロメウ・ディアスによって、ポルトガルはアフリカ最南端の希望峰に到達します。

そして、1498年ヴァスコ・ダ・ガマがヨーロッパ人として初めてインドに到着し、翌年、香辛料をポルトガルに持ち帰りました。

その後、ポルトガルは順調にマレー半島やセイロン島も侵略、1543年には日本の種子島に漂着して日本に鉄砲を伝えています。1557年にはマカオに要塞を築いてアジアの拠点としました。

当時の世界地図。

今度はスペイン。1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見したのは有名な話です。

キリスト教を世界に普及するという理由もありますが、

本当の目的は金と銀。

コロンブスが「インド」に到達した翌年の1493年、当時のローマ教皇アレクサンデル6世(スペインの出身)が、大西洋の真ん中に教皇子午線という境界線を引いて、西側をスペイン領、東側をポルトガル領だとが定めたとか・・・。

そして、その子午線だと東ブラジルがポルトガル領になり、だから今でも南米でブラジルだけポルトガル語を話しているんですね~。

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