2007年11月22日木曜日

フローラ・ジャポニカ展 in キュー・ガーデン

キューガーデン、シャリー・シャーウッド・ギャラリーで行われているフローラ・ヤポニカ展を見に行ってきました。

私が一番感動したのは、シーボルトの「フローラ・ヤポニカ」という、江戸時代末期に西洋医学を日本にもたらしたシーボルトが中心となって編纂した植物図鑑です。妻であった滝の愛称「おたきさん」を紫陽花の学名Hydrangea otakusaにしたというエピソードが有名ですね。学名の命名に当たっては、出版経費を支援してくれたオランダ皇后Paulowniaの名前をそのまま桐の学名としたり、ツガ Tsuga sieboldii やヤマナラシ Populus sieboldii の学名にシーボルトの名前を見ることができます。

日本の植物学のパイオニアである牧野富太郎の作品、

幕末から明治中期に活躍した服部雪斎の作品

 
小石川植物園の加藤竹斎の作品

そして、現代ボタニカルアート作家による作品にて構成されています。

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