2011年5月3日火曜日

ロイヤル・ウエディングのブーケ

ロイヤル・ウエディングでキャサリン妃が持っていたブーケに使われていた花はスズラン、ヒアシンス、ビジョナデシコ、ギンバイカです。

スズラン(鈴蘭)
英語名:Lily of valley
学名:Convallaria majalis
花言葉:幸福、純潔

フランスでは、5月1日はスズランの日らしいのですが、英国ではスズランをあまり見たことがありませんし、スズランの日もありません。この季節、英国で人気があるのはブルーベルです。

ヒヤシンス
英語名:Hyacinth
学名:Hyacinthus orientalis
花言葉:不変の愛

ギ リシア神話の美青年ヒュアキントスは、愛する神アポロンと一緒に円盤投げに興じていましたが、それを見た西風の神ゼピュロスがやきもちを焼いて、風を起こ し、その風によってアポロンが投げた円盤の軌道が変わり、ヒュアキントスの額を直撃してしまいました。ヒュアキントスは血を流して死んでしまい、この時に 流れた血からヒヤシンスの花が生まれたとされています。

ビジョナデシコ(美女撫子)
学名:Dianthus barbatus、
ギリシア語でdios(神聖な)+anthos(花)の意味。
英語名:Sweet William、
名前の由来(どのウイリアムか)についてはいろいろな説があります。
花言葉:勇敢、純愛

ギンバイカ(銀梅花)
学名はMyrtus communis
英語名はmyrtle(マートル)
花言葉:結婚のシンボル

古 代ギリシアでは豊穣の女神デメテルと愛と美と性の女神にアフロディーテ捧げる花とされました。古代ローマでは愛と美の女神ヴィーナスに捧げる花とされ、結 婚式に用いられました。その後も結婚式などの祝い事に使われ、愛や不死、純潔を象徴するともされて花嫁のにブーケに使われます。

馬車でバッキンガム宮殿に行き、記念写真を撮るまではブーケを持っていましたが、

のちに、ブーケはウエストミンスター寺院にある無名戦士の墓に捧げられました。

後日・・・
結婚式の4日後にウエストミンスター・アビーに行って実物を見てきました。スズランやヒヤシンスは枯れていましたが、ビジョナデシコはまだ枯れていませんでした。ギンバイカは花ではなく葉だけを使用したみたいでした。

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