2018年9月18日火曜日

マルクスの家①(1851-1856) 28 Dean Street W1 3DE


マルクスは1849年8月27日に船に乗り、イギリスに入国しました。入国した時には一時的な避難場所のつもりでしたが、 ロンドンがマルクスの終生の地となります。

イギリスに到着したマルクスは最初に家具付きの立派な家を借りましたが家賃を払えなくなり、マルクス一家は貧困外国人居住区だったソーホーに部屋を賃借りしての生活を余儀なくされました。
生計はエンゲルスからの定期的な仕送り、友人への金の無心、金融業者から借金、質屋通い、アメリカの新聞への寄稿でなんとか保ちました。
 
当時のソーホーは不衛生で病が流行していたので、マルクス家の子供たちもこの時期に5人中3人が命を落としました。
 
それでもマルクスは毎日のように大英図書館に行き、そこで朝9時から夜7時までひたすら勉強していました。

1851年(33歳)マルクスはお手伝いさんのへレーネに手を出し、男の子を出産。エンゲルスがこの男子の親権を取得し、フリードリッヒと名付けられました。

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