2018年9月29日土曜日

産業革命(蒸気機関)

海外進出や工業化の進む中、造船や製鉄のために豊富な石炭や鉄鉱石など地下資源の需要が増えました。鉱山や炭鉱での採掘が進むと、湧き出してくる地下水に悩まされました。そこで、企業家ニューコメンは蒸気機関を利用した揚水ポンプを開発したのでした。

ニューコメンの蒸気機関(1712年)
石炭でボイラーを熱し、発生した水蒸気の力でピストンを押し上げます。 冷水をシリンダーに吹き込んで冷やし、蒸気が水に戻るときに生じる減圧でピストンを下げます。

ワットの蒸気機関(1787年)
ニューコメンの蒸気機関の修理を頼まれ、改良したのがきっかけです。ピストンの上下運動を回転運動に転化することによって、蒸気機関は水力や馬力に代わって工場機械の動力源となりました。

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