2006年2月26日日曜日

クロッカス

ハンプトン・コートの庭に咲く紫色のクロッカス。

学名はCrocus verrus。ヨーロッパ南部原産です。

ミッドウインター・ファイヤー

ウインザー・グレート・パークを歩いていたら、かなり目立つ木がありました。札がついていて「cornus sanguinea, midwinter fire」と書いてありました。「真冬の炎」なんて、カッコいい名前ですね~。

英語名はcommon dogwood、日本名は西洋ミズキ。学名はcornus(材質が堅いことからラテン語で角の意味) + sanguinea(血紅色)の意味です。

ダフォデル

ダフォデル(Daffodil)は、水仙の英語の俗名です。正式な英語名はナルキソス(Narcissus)です。

この季節、ハンプトンコートの庭は水仙の花がとてもきれいです。

私は友人と車で出かけるときにハンプトン・コートで待ち合わせることが多いので、庭園にはよく行きます。

宮殿は有料ですが、庭園は無料で簡単に出入りできます。

だからこの素晴らしい庭を通り抜けのために、素通りしてしまうこともしばしばあります。

水仙の学名の ナルキソスは、ギリシア神話の登場人物の名前から来ています。彼はたいへん美しい青年でしたがどんな美女にも心を動かされず、人を愛することがありません でした。誰の言葉にも振り向きもしないので、神に呪いをかけられ、水に映る自分しか愛せないようになりました。ナルキソスは池に映る自分の姿に恋をし、 はじめて恋の苦しみを知り、弱って死んでしまいました。ナルキソスが死んだ場所には水仙の花が咲き、池を見つめるのでした。

2006年2月19日日曜日

プリムローズ

プリムローズ(Primrose)は春最初に咲く花という意味です。日本名はイチゲサクラソウ(一華桜草)。学名はPrimula vulgarisです。ヨーロッパに自制する原種のプリムラ(サクラソウ)で、寒さに強く半日陰でもよく育ちます。ギリシア神話では、青年パラリソスが恋人を失った悲しみにやつれ死に桜草に変身したと語られており、西洋では悲しみや死のシンボルに使われるそうです。

このカラフルな花も、プリムローズの仲間です。学名はPrimula Polyantha。日本名クリンザクラ(九輪桜)。赤、黄色、紫、青、ピンク、いろいろな色があります。

2006年2月18日土曜日

ミモザ

うちの近くのBR駅にあるミモザ(英語名+学名はmimosa)の木です。黄色いボンボンのような花がとってもかわいい。

ミモザは少女時代に読んでいた池田理代子の漫画にでてきて、それ以来ずっと本物はどんな花なんだろうと思っていました。実物も素敵な花だったので感動しました。

日本名はフサアカシアです。

2006年2月12日日曜日

やどり木

ハンプトンコート宮殿の入口にあるヤドリギ(宿木)。木は葉が落ちているのに、宿り木は緑色の葉をつけています。

地面からのミネラル供給は木に依存していますが、光合成は独自でしています。葉がボールみたいに丸くてかわいいですよね。

クリスマスには宿り木の下で出会った人とキスしなければならないという風習があります。英語名はmistletoe、学名はviscum albumです。

2006年2月6日月曜日

ボケ

この季節、一番目立っているのがボケの花。実が瓜のような形をしているので、漢字で木瓜と書きます。

英語名はFlowering Quince。

学名はChaenomeles speciosa。ギリシア語のchaino(開ける)、melon(リンゴ)が語源です。