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2018年9月30日日曜日

産業革命(綿織物)

 産業革命のきっかけは、17世紀にインドから輸入されるようになったキャラコ(綿布)でした。イギリス議会は毛織物保護のためにインド産キャラコの輸入を禁止したので、ランカシャーで西インド諸島産の綿花を原料とする綿布の生産が始まりました。

飛び杼の発明によって綿織物の生産量が急速に増えました。今度は原料となる綿糸が不足したので、ジェニー、アークライト、ミュールが紡績機を相次いで発明しました。カートライトによって蒸気機関を使った織機が開発され、大量の織物が生産可能になりました。

ジョン・ケイの飛び杼=フライング・シャトル(1733年)

 
 ジェニー紡績機(1764年)

 アークライトの水力紡績機(1769年)

カートライトの力織機(1785年)

2018年9月29日土曜日

産業革命(蒸気機関)

海外進出や工業化の進む中、造船や製鉄のために豊富な石炭や鉄鉱石など地下資源の需要が増えました。鉱山や炭鉱での採掘が進むと、湧き出してくる地下水に悩まされました。そこで、企業家ニューコメンは蒸気機関を利用した揚水ポンプを開発したのでした。

ニューコメンの蒸気機関(1712年)
石炭でボイラーを熱し、発生した水蒸気の力でピストンを押し上げます。 冷水をシリンダーに吹き込んで冷やし、蒸気が水に戻るときに生じる減圧でピストンを下げます。

ワットの蒸気機関(1787年)
ニューコメンの蒸気機関の修理を頼まれ、改良したのがきっかけです。ピストンの上下運動を回転運動に転化することによって、蒸気機関は水力や馬力に代わって工場機械の動力源となりました。

2018年9月28日金曜日

産業革命 (蒸気機関車の誕生)

動力を蒸気機関にしたことにより、都市近郊に大規模な工場が建設され、それに伴い原料・燃料・製品を輸送する交通機関の改良が必要になりました。当時は運河が使われていましたが、19世紀になると鉄道に代わります。


トレビシックの蒸気機関車(1804年)
最初の蒸気動力による機関車がレールの上を走行したのは、南ウエールズのペニダランという町にあった鉄工所の構内でした。歯車で車輪を駆動するといった形態でしたが、時速6キロ程度で動くことができました。しかし、鋳鉄製のレールは機関車の重さを支え切ることができずに割れてしまい、機関車を継続的に使うことはできませんでした。

スチーブンソンのロコモーション号(1825年)
ダーラムにあるストックトン~ダーリントン間に蒸気機関車による鉄道が営業開始されるのに先立ち制作しました。時速20キロで運転できました。「ロコモーション号」は現在もダーリントン駅構内に大事に保管されています。

スチーブンソンのロケット号(1829年)
リバプールマンチェスター鉄道に採用する蒸気機関車を決めるトライアルで優勝した機関車です。ロケット号は20tの列車を平均速度22キロで牽引し、単機運転時の最高速度は50キロというすばらしい成績で優勝し、翌年、世界初の蒸気機関車による公共鉄道の開通。本格的旅客輸送のための鉄道の誕生しました。

2018年9月27日木曜日

産業革命が資本主義社会と社会主義思想を生んだ

産業革命
工業の急速な発展によって生産性が増し、資本主義社会が進みました。



資本主義社会
産業革命は安い賃金で過酷な労働を強いられる労働者階級を生み出し、貧困層の拡大、都市におけるスラム化、公害、犯罪の増加など社会問題を引き起こしました。



社会主義思想
資本主義社会が発達すると、経済的不平等などの問題が浮き彫りになりました。私的所有権を廃止し、労働者が共同連帯することで、平等な社会の実現を目指す人が現れました。