船でグリニッジに近づくと、帆船カティーサーク号が見えてきます。
1869年に中国から英国にお茶を運ぶために造られたティークリッパーで、
1872年に上海から122日、1883年シドニーから72日という記録を持っています。
カティサークは、ロバート・バーンズ作の「タモシャンター」という詩に出てくる魔女が着ていた短い(Cutty)シュミーズ(Sark)のことです。
農夫のタムが馬にのって家路を急いでいると、魔女集会に出くわしました。魔女たちがタムを捕まえようとするので、タムは馬にまたがり命からがら逃げ出しました。カティサークを身にまとった魔女が馬の尾をつかまえたものの、尾が抜けてしまったため、タムは逃げることができました。船首像はカティサークを着た魔女で、手には馬の尾が握りしめられています。
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