アルメンタムの騎馬像 紀元前550年ごろ 南イタリア 青銅
金属を求めてギリシャ人たちは南イタリアにやってきて、植民が始まり都市国家が生まれました。ギリシャの美術や工芸、宗教や生活様式がイタリアに持ち込まれます。
エトルリアはトスカーナ地方を支配していた土着文化で、紀元前800年ごろからギリシャ文化の影響を受けて発展しました。石造りのものは少ないですが、テラコッタ像は発達していました。これは紀元前150年頃に亡くなったエトルリア人の貴族の女性セイアンティ・ハヌニア・トレスナサ(台座に名前が刻まれています)の棺です。
棺の中に遺体があり、歯の鑑定により亡くなった時の年齢は50歳~55歳ということが分かりました。
マンチェスター大学法学研究所が遺骨から復元した容貌は、(当然ながら)棺の肖像より高齢です。
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