ボヴィントン基地の戦車ミュージアムの中に「アラビアのロレンス」コーナーがあります。
トーマス・エドワード・ロレンス(1888-1935)は、オックスフォード大学で考古学を学び、卒業後はメソポタミアの遺跡発掘などをしていました。
第一次世界大戦が勃発するとアラビア語ができるロレンスは英軍の連絡将校となります。青い目のベドウィンとしてアラブに同化しながら、オスマントルコからの独立を目的としてアラブ人をサポートしながら信頼を勝ち得ていきますが、結局は軍の上層部に利用され英国帝国主義に一役買っていただけと気づきます。
中東での活動に疲れたロレンスは退職してイギリスに戻り、名前を変えて陸軍戦車隊に一兵士として入隊したのが、このボヴィントン基地でした。1935年、退任数カ月後に基地の近くでバイク事故を起こして亡くなっています。
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